
皆さんこんにちは、やまはちです!

夏が近づくと、街中は暑くて出かけるのが億劫…

そんなあなたにぴったりなのが、涼しい高原や森林の中を歩く避暑登山です。
特に東海エリアには初心者でも気軽にチャレンジできる山がたくさん!
ロープウェイや整備された登山道がある山なら、登山デビューにもぴったりです。
本記事では、日帰りで行けて、夏の暑さを忘れられる避暑登山スポットを5つ厳選してご紹介します。
自然に癒されながら、運動不足もリフレッシュ。
ぜひ次の週末は涼しい風を感じながら、森林浴登山を楽しみましょう。
1 | 御在所岳(三重県)|ロープウェイでらくらく絶景ハイキング

三重県・鈴鹿山脈の代表格である御在所岳は標高1,200mを超える山頂までロープウェイで簡単アクセスできる初心者に優しい山です。
涼しい風と大パノラマを味わえる、まさに避暑登山にぴったりのスポット。
1-1 | ロープウェイで爽快に山頂へ

標高差約800mをわずか12分で登る御在所ロープウェイ。
車窓からは鈴鹿山脈のダイナミックな自然が広がります。
山頂駅からは遊歩道が整備されており、スニーカーでも楽しめる散策ルートが充実。
奇岩・巨岩の地形や展望台からの絶景が楽しめます。
1-2 | 山上の涼風と花の百名山ならではの自然美

御在所岳は「花の百名山」に選ばれており、初夏はシャクナゲやリョウブ、高山植物のコアジサイなどが咲き誇ります。
展望台からは伊勢湾や名古屋方面を望むことができ、風が吹き抜ける山頂は真夏でもひんやり快適です。
1-3 | 下山後は「アクアイグニス」で癒しと美食タイム

御在所岳を満喫したあとはおしゃれで癒しの複合施設「アクアイグニス」に立ち寄るのがおすすめ!
登山+温泉+グルメという、まさに贅沢すぎる山旅が日帰りで楽しめます!
1-4 | 初心者へのアドバイス
- 滑りやすい箇所もあるので履き慣れた運動靴やトレッキングシューズを推奨!
- 山頂は風が強く肌寒い日もあるのでウィンドブレーカーは必携
- ロープウェイは週末・連休は混雑するため、午前中の利用がおすすめ
2 | 伊吹山(岐阜県)|高山植物と絶景が楽しめる東海の名峰

滋賀と岐阜の県境に位置する伊吹山は東海エリアから日帰りでアクセスできる日本百名山のひとつ。
山頂近くまで車で行ける「伊吹山ドライブウェイ(有料)」を使えば、登山初心者や体力に自信のない人でも、標高1,260m付近からの気軽な登山が可能です。
2-1 | 真夏でも涼しい!山頂の気温は20℃前後
標高が高く、山頂付近は平地よりも5〜10℃低いため、避暑登山にぴったり。
晴れた日でも風が心地よく、夏とは思えない涼しさに包まれながら歩けます。
登山道は「お花畑第1〜第3コース」に分かれており、初心者は比較的なだらかなお花畑第1コース(往復約2〜2.5時間)が特におすすめです。
2-2 | 山頂からの絶景と高山植物に感動!

伊吹山は古くから薬草の宝庫として知られ、夏は100種類以上の高山植物が咲き誇るお花の名山。

ハクサンフウロ、クガイソウ、イブキトラノオなど、他の山では見られない花々に出会えます。
さらに山頂からは、琵琶湖・比良山地・北アルプス・伊勢湾まで360度の大展望が広がり、まさに絶景づくし!
2-3 | ドライブ・観光ついでにも最適!

伊吹山ドライブウェイはワインディングロードになっており、道中も絶景の連続。
山頂駐車場には軽食スタンドやトイレ、ビジターセンターもあり、ハイキング気分でも気軽に自然が満喫できます。
家族連れ・年配の方との登山にも最適なコースです。
2-4 | 初心者へのアドバイス
山頂駐車場の混雑を避けるために、朝早めの出発がおすすめも山頂は20℃前後と快適!
ドライブウェイを使えば、山頂近くまで車でアクセスでき、そこからはお花畑を抜ける緩やかな登山道が続きます。
初心者でも登りやすく、山頂からの琵琶湖ビューは圧巻!
山頂は風が強く、夏でもフリースやウィンドブレーカーが必要な日もあります。
紫外線が強いため、日焼け止め・帽子・サングラスは必須。
2-5 | 【重要】伊吹山登山に関する注意事項(2025年春まで)
2023年7月12日の大雨の影響により、米原市上野からの伊吹山登山道(通称:伊吹山表登山道/1合目からの登山ルート)は現在通行禁止となっています。
▶ 他の麓からの登山道も通行不可
- 上平寺登山道・弥高登山道についても、伊吹山登山道と合流するため危険と判断され、登山禁止となっています
- 上平寺登山道の京極氏館跡までは登山可能ですが、それより先へは進まないようご注意ください
✅ 現在登山可能なルート
伊吹山ドライブウェイ(有料)を使い、9合目駐車場から山頂までのコースのみ登山が可能です
こちらは比較的なだらかなハイキングコースで初心者でも安全に楽しめます
3 | 竜ヶ岳(三重県)|爽快な稜線歩きで心も体もリフレッシュ

竜ヶ岳は三重県いなべ市に位置し、鈴鹿セブンマウンテンの一つとしても知られる人気の山。
なかでも「宇賀渓ルート」は初夏〜夏にかけて避暑登山を楽しむのにぴったりなルートです。
3-1 | 渓谷から始まる“涼”の登山
登山口は「宇賀渓キャンプ場」付近。
登山道序盤は清流が流れる宇賀渓(うがけい)沿いを歩くため、涼しさを感じながら登ることができます。
水音に癒される道中には、滝や木漏れ日の美しいスポットも点在し、森歩きの楽しさを味わえます。
3-2 | 絶景の稜線と、草原のように広がる山頂へ

中腹を越えると、視界が一気に開けて風が吹き抜ける爽快な稜線歩きがスタート!
稜線に出てから山頂までは、見渡す限りの草原のような景色が広がり、まるでアルプスのような雰囲気。
山頂からは伊勢湾・知多半島・御在所岳方面までの大パノラマが楽しめます。
3-3 | 初心者へのアドバイス
天候が不安定な日は、足元が滑りやすくなるため注意(ストックがあると安心)気持ちよく、晴れた日には伊勢湾まで見渡せます。

夏でも涼しく、運動不足解消にもおすすめ!
宇賀渓ルートは4〜5時間かかるため、登山経験が少しある人向けの“初級〜中級”コース
登山道には岩場・渡渉・やや急登もあるため、トレッキングシューズ推奨。
4 | 猿投山(愛知県)|名古屋から近い“定番ハイキングコース”

猿投山(さなげやま)は愛知県豊田市と瀬戸市の境にあり、名古屋市内から車で約1時間とアクセスの良さが魅力。
登山道はしっかり整備されており、道標や案内看板も多く、初心者でも安心して登れる山として親しまれています。
ルートの大部分が樹林帯に覆われているため、直射日光が少なく、夏でも比較的涼しい環境で登山が楽しめます。
特に朝の時間帯は森林浴気分で涼風を感じながら歩ける快適ルート。
週末はファミリーやソロ登山者など、幅広い層に人気です。
山頂には東屋と展望台があり、天気が良ければ伊勢湾や名古屋市街を一望できます。
飲み物や軽食を持って、ちょっとしたピクニック気分を楽しむのもおすすめです。
4-1 | 初心者へのアドバイス
・猿投山は標高629mとそれほど高くはありませんが、しっかりとした登山道を2〜3時間歩くため、動きやすい服装と歩きやすい靴(滑りにくい運動靴など)があると安心です。
・夏場は虫対策として虫よけスプレーの携帯もおすすめ。
5 | 位山(岐阜県高山市)|飛騨のブナ林で癒される静かな避暑登山
岐阜県高山市にある位山(くらいやま)は標高1,500mを超えるにもかかわらず、道がなだらかで歩きやすく、初心者でも無理なく登れる知る人ぞ知る避暑登山スポットです。
有名観光地の高山市からもアクセスしやすく、週末でも比較的人が少ないため、静かな山歩きが楽しめます。
5-1 | ブナの原生林に包まれる癒しの森歩き
登山口は「モンデウス飛騨位山スノーパーク」内にあり、整備された登山道が始まります。
登山道の中盤からは広大なブナ林に包まれ、まさに“天然のクーラー”のような空間。
夏でも空気がひんやりしており、木漏れ日と森の香りに癒されながら、心地よく歩くことができます。
5-2 | 山頂からは北アルプスも!大パノラマとベンチでのんびり

山頂には展望台があり、天気が良ければ北アルプスや御嶽山、乗鞍岳、白山方面までの絶景が楽しめる隠れたビュースポット。
ベンチも設置されており、風を感じながらのお弁当タイムは格別です。
5-3 | 神話の舞台「位山」ならではの歴史的背景も

位山は古くから「天の神々が集う山」として飛騨国の神話や伝説に登場する霊山でもあります。
登山道途中には「位山巨石群」などの史跡も点在し、歴史好き・パワースポット好きにもおすすめ!
5-4 | 初心者へのアドバイス
モンデウスの駐車場・トイレは無料で利用可能(登山口もわかりやすい)
標高が高いため、ウィンドブレーカーや長袖は必須(朝夕は冷え込みあり)
6 | 避暑登山に持って行くべき服装と持ち物は?
6-1 | 基本の服装ポイント
- 通気性・速乾性のあるウェア(登山専用シャツやTシャツがおすすめ)
- 軽量なウィンドブレーカー(山頂は思った以上に冷えることも)
- 帽子(日除け+熱中症対策)
- アームカバーや長袖(日焼け&虫よけ対策に)
6-2 | 最低限持っておきたい持ち物
- 飲み物(1.5〜2L以上)+塩タブレットや塩飴
- レインウェア(突然の雨に備えて)
- タオル・ハンカチ(汗ふき&首に巻いて涼感UP)
- 行動食(ナッツ・おにぎり・ゼリーなど)
- 地図 or 登山アプリ(YAMAPやYAMARECOなど)
- ヘッドライトや懐中電灯(万が一の備え)
- ゴミ袋(自分のゴミは持ち帰る!)
7 | 避暑登山で気をつけたい3つのポイント
避暑登山は、夏の暑さを避けて涼しい山で自然を楽しむアクティビティですが、実は夏山ならではの注意点もあります。
快適に歩ける一方で油断すると体調を崩したり、危険な状況に巻き込まれることも。
ここでは初心者の方にもぜひ知っておいてほしい、避暑登山を安全に楽しむための3つのポイントをご紹介します。
7-1 | 朝早く出発して、暑さのピークを避ける
夏の山は、標高が高い場所でも日中には気温が大きく上昇します。
特に日差しが強い稜線では、直射日光によって思っている以上に体力を消耗しやすいです。

そのため、できるだけ朝7時〜9時の間に登山を開始し、昼前には山頂に到着、14時頃までに下山するというスケジュールを心がけましょう。
早朝の山は静かで空気も澄んでおり、より気持ちよく歩けます。
7-2 | 熱中症対策はしっかりと
たとえ涼しい山でも、登っている最中は汗をかきますし、体温も上がります。
油断しやすい分、熱中症リスクはむしろ高いともいえます。
服装は通気性・速乾性に優れた登山ウェアを選び、帽子やサングラスで日差し対策も忘れずに。

水分は最低でも1.5L以上持ち、こまめな水分補給と塩分補給(塩飴・タブレットなど)を心がけましょう。
また首に巻ける冷感タオルや凍らせたペットボトルなどもあると、暑さ対策として効果的です。
7-3 | 天気の急変に備えた装備を忘れずに
夏の山は午後になると天候が急変しやすく、雷雨に見舞われることも珍しくありません。
登山中は晴れていても、急な雨や風への備えとして、上下セパレートのレインウェアは必ず持参しましょう。
また、折りたたみ傘やザックカバー、スマホを濡らさない防水ケースなどもあると安心です。
天気予報はもちろん、山のライブカメラや登山アプリでの事前確認も忘れずに行いましょう。
8 | まとめ

初心者でも安心してチャレンジできる東海エリアの日帰り避暑登山スポットを紹介しました。
どの山も暑さを忘れて自然を満喫できる魅力的な場所ばかり。
ロープウェイや整備された道があるので登山が初めての方でも大丈夫です!
ぜひ、次の休日はお気に入りの山で、涼しい風と癒しの緑を楽しんでみてくださいね。
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