やまはち皆さんこんにちは、やまはちです!
福井県の名峰「荒島岳(あらしまだけ)」は、四季折々の自然と展望が楽しめる日本百名山の一つ。
- 初心者でも登れる?
- どんな装備が必要?
- 所要時間や注意点は?



そんな不安を解消し、荒島岳を安全に楽しむための登山ガイドをお届けします。皆さんこんにちは、やまはちです!
寒さを楽しめる快適な冬山歩きへ



あなたも冬の登山で「寒さが怖い」や「装備が不安」と感じていませんか?
でも大丈夫。
正しい装備を知り、手に入れるだけであなたの冬の山歩きは劇的に変わります。
- 雪景色を楽しみながら、汗冷えせずに最後まで気持ちよく歩ける
- 風が吹いても体温をしっかりキープ
- 滑りにくい装備で転倒の不安が減り、安心して絶景を楽しめる
こうした快適な体験が特別な準備をしなくても、手軽な低山で叶うのです。
「冬の登山=ツラい」を卒業して、寒さを楽しめる登山ライフを始めましょう!
\出発前にチェック!寒さ対策の服装ポイントをわかりやすく解説!/


- 登山初心者~中級者の方
- 四季の山を楽しみたい方
- 日本百名山制覇を目指す方
- 体力づくりやトレーニングを兼ねて登山したい方
- 福井・北陸エリアで登山を楽しみたい方
- 駐車場、アクセスなど基本情報を知りたい方
荒島岳とは?魅力と基本情報まとめ





特に注目すべきは四季折々の美しい自然風景と比較的登りやすいながらも適度な登山の達成感が得られるバランスの良さ。
春の新緑、夏の高原の清涼感、秋の紅葉、そして冬には雪景色と、1年を通して異なる魅力を楽しむことができます。
登山初心者から中級者まで多くの登山者に親しまれており、福井県内外からのアクセスの良さも相まって、休日には多くの登山者でにぎわいます。
- 所在地: 福井県勝山市
- 標高: 1,523m
- 山域: 越美山地
- 選定: 日本百名山
- シーズン: 5月〜11月(夏〜秋が登山適期)
- 登山難易度: 中級
(コースによって初心者も挑戦可能だが、急勾配が多いため体力が求められる)
荒島岳は標高差が大きく登りごたえがある一方で整備された登山道も多く、しっかりとした計画と装備があれば初心者でも安心して登れる山です。
荒島岳の登山ルート比較:勝原 vs 中出コース
荒島岳には複数の登山ルートがありますが、特に人気なのが以下の2つのコースです。
- 勝原(かどはら)コース:登山口の標高が低く、標高差が大きい王道ルート
- 中出(なかんで)コース:標高差が少なく、距離もやや短めのバランス型ルート



それぞれに特徴があり、体力や経験、目的に応じて選ぶことが大切です。
勝原コースと中出コースの比較表
| 項目 | 勝原コース | 中出コース |
|---|---|---|
| 所要時間(往復) | 約5時間(休憩含まず) | 約4時間30分(同上) |
| 標高差 | 約1,100m | 約900m |
| 登山口の標高 | 約430m | 約650m |
| 特徴 | 急登が続くが達成感大/展望が良い/体力重視 | 距離が短くなだらか/木陰が多く歩きやすい |
| 初心者向け度 | ★★★☆☆(要体力) | ★★★★☆(比較的登りやすい) |
| 駐車場・アクセス | 無料駐車場あり・整備良 | 林道を通るためややアクセス注意 |
どちらを選べばいい?
- 初心者・体力に自信がない方 → 中出コース
⇒ 距離が短く登りやすいが、林道経由のアクセスがやや難 - 景色や達成感を重視したい方 → 勝原コース
⇒ 急登が続くが、その分やりがいあり。登山道が整備されていてアクセスも良好。
勝原コース登山ガイド:アクセス〜山頂まで
荒島岳の代表的な登山ルートである勝原(かどはら)コースは、かつてスキー場として利用されていた跡地を通る道で標高差1,100m超の急登が魅力でもあり、挑戦的でもあるコースです。
アクセスと駐車場情報





アクセス良好で駐車場も広く、登山初心者にも安心しておすすめできる登山口です。
- 登山口住所: 福井県大野市西勝原33-2(勝原登山口駐車場)
- 駐車場: 約20〜30台駐車可能・無料
- トイレ: 駐車場そばに設置あり(清潔で利用しやすい)
- アクセス方法: JR越美北線「勝原駅」から徒歩圏内。車の場合は国道158号からアクセス可
勝原コース全体像(距離・所要時間)
日本百名山 紅葉の荒島岳を登山 / ヤマハチさんの荒島岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
⇧実際に登った勝原コースの記録⇧
| セクション | ルート | 所要時間(目安) |
|---|---|---|
| 登山開始〜リフト跡 | コンクリート急登 | 約40分 |
| リフト跡〜シャクナゲ平 | 原生林を抜ける登り | 約1時間10分 |
| シャクナゲ平〜中荒島岳 | 急登+稜線歩き | 約30分 |
| 中荒島岳〜山頂 | 最後の急坂 | 約20分 |
| 合計(片道) | 約4.4km(標高差1,100m) | 約2時間30分 |
主要ポイントと見どころ


- かつてのスキー場リフト跡地に出る開けた場所
- 登山道が森林から視界の開けたエリアへと変化


- 美しいブナ林に囲まれた癒しの区間
- 秋は紅葉、春は新緑が圧巻


- 中出コースとの合流点。広々とした休憩スペース
- ここでしっかり休憩を取っておくのが◎
- 鎖場やロープが設置された急斜面
- 滑落注意。軍手や登山グローブは必須


- 約2時間30分で到着。360°の大パノラマ!
- 白山、能登半島、越前平野などが一望できる絶景
注意点・危険箇所まとめ
| ポイント | 注意点 |
|---|---|
| 序盤の急坂 | 舗装されているが傾斜が強く、体力消耗に注意 |
| もちがかべ | 鎖場・岩場あり。滑落リスクあり、登山靴必須 |
| 中荒島岳手前の坂 | 崖に近い箇所あり。風が強い日は特に注意 |
| 下山時 | 膝や足元への負担が大きいため、ストック推奨 |
無理のないペース配分とこまめな休憩が安全登山のカギです。
初心者向け装備と持ち物リスト
特に勝原コースは急登や鎖場もあるため、適切な装備が登山の安全性と快適さを大きく左右します。
ここでは筆者の経験をもとに「荒島岳・勝原コース」に適した装備と持ち物を、季節を意識して紹介します。
基本装備リスト(通年)
| 装備 | 用途・ポイント |
|---|---|
| 登山靴(ミドルカット以上) | 岩場・浮石対策。滑りにくいソール推奨 |
| ザック(20〜30L) | 水分・防寒着・食料を収納できる容量が必要 |
| レインウェア(上下) | 急な天候変化に対応。防風にも使える |
| トレッキングポール(ストック) | 登り・下りともに膝への負担を軽減 |
| 登山グローブ | 鎖場・ロープ対策。滑り止め付き推奨 |
| 帽子・サングラス | 日差し・落枝・虫除け対策に有効 |
| ヘッドライト | 予定より遅れた場合に備えて携行必須 |
| 登山用地図アプリ(例:YAMAP) | 迷わないためのルート確認に便利 |
| モバイルバッテリー | スマホの電源確保(特に地図アプリ使用時) |
食料・水・非常用アイテム
| 持ち物 | 用途・ポイント |
|---|---|
| 水分(1.5〜2L) | 行動中の水分補給+予備水も用意 |
| 行動食(ナッツ・エナジーバーなど) | 登山中のエネルギー補給に |
| 昼食(おにぎり/アルファ米など) | 山頂での食事におすすめ |
| 応急セット | 絆創膏、ポイズンリムーバー、痛み止め等 |
| 携帯トイレ(必要に応じて) | 山中にトイレはないため予備として携行可 |
| ビニール袋・ジップロック | ゴミ・濡れ物の収納に活用 |
コースやアクセス情報を確認した後は装備の最終チェックをお忘れなく!



忘れ物がないか不安…。



初心者だけど何を持って行けばいいか分からない。



そんな方のために登山前に読むべきチェックリストを作成しました。
初心者にこそ読んでほしい失敗しない登山準備のコツが分かる記事はこちら!
\ お出かけ前に忘れ物で困らないようチェック! /
荒島岳:登山記録
2024年11月14日の登山記録です。
今朝の天気予報では日中が雲とのことでしたが、登山中は無事に晴れてくれました。



本当に感謝です!


最初に舗装されたコンクリートの道を進みますがこの道は元々スキー場の跡地らしく、序盤から急勾配の坂が続きます。
YAMAPでペースを確認したら、なんと200%を超えていてびっくり!



少しペースを落としてゆっくり進むことにしました。
少し登ると舗装された道から本格的な登山道へと変わります。
ここからは斜度が少し緩くなりますが、道幅が狭いのと石や岩がゴツゴツしていました。
リフト終点の跡地




登山開始から約40分で開けた場所に到着(標高670m)。
ここにはリフト終点の跡地があり、さらに進むと本格的な荒島岳の登山口に到着します。







自然の中で癒される気分です🎵<
ただ所々に段差の高い箇所や落ち葉により、滑りやすい箇所がありました。
慎重に進みましょう。
シャクナゲ平


登山開始から1時間50分ほどで「シャクナゲ平」に到着(標高1,204m)。
ここは中出登山口との合流ポイントになります。
広々としていて休憩をとる場所に最適!
ここまで長い坂を登ってきたので、しっかりと休憩をとってから山頂を目指します。




一旦下った先に「もちがかべ」という急な坂が現れました。
鎖場やロープが張ってあり、崖をよじ登っていく感じでした。
手袋必須です。


滑落注意の看板もあり、特に注意しました。
慎重に登っていくと稜線が広がり、目の前に中荒島岳が見えてきました。


白山も見えました!
中荒島岳までの坂が急登でほぼ崖でした。
なかなか山頂まで着かせてくれません・・。
中荒島岳


登山開始から2時間20分、やっとの思いで中荒島岳に到着(標高1,402m)。
ここから山頂までは残り412mなのであと少しです!
ヘトヘトになりながらも山頂を目指しました。
荒島岳山頂


登り始めてからついに2時間30分で山頂に到着(標高1,523m)。


山頂からは360°見渡せる大パノラマが広がって周囲の山々や福井平野まで一望できました。
この日は雲も少なく登山の疲れも吹き飛ぶ絶景に感動。
山頂に着いたのがお昼頃だったのでランチにしました。


- 茶碗一杯分のお米
- 玉ねぎ 半玉
- しめじ 少量
- 市販のクリームソース 適量
- オリーブオイル 適量
- ポテトチップスのり塩味 適量
荒島岳を下山



山頂でのランチを楽しんだ後はいよいよ下山開始です
天気が良かったので足元をしっかり確認しながら慎重に進みました。
特に中荒島岳の分岐からシャクナゲ平までは急な下りが続き、膝に負担がかかりやすいのでストックを活用しながら進むことに。
下りは意外と体力を消耗するため、無理せずマイペースを心がけました。


さらにリフト終点跡地からコンクリートの舗装路までは小〜中程度の石や岩の浮石がありました。
足を取られないよう注意が必要しましょう。
約2時間半で無事に登山口に到着。
下山中も適度に休憩を取りながら進んだおかげで体力的な負担も少なく、終始安全に楽しむことができました。
山頂の絶景や自然の中での時間をしっかり堪能し、充実感いっぱいの登山となりました!
よくある質問Q&A|荒島岳登山前の不安を解消!
初めて荒島岳を登る方や、久しぶりの登山という方からよく聞かれる疑問にお答えします。
登山前の不安や疑問をクリアにして、安全で楽しい山行へ!
Q1. 荒島岳は初心者でも登れますか?
はい、体力があれば初心者でも登れます。
勝原コースは整備された登山道ですが、標高差が約1,100mあり、序盤の急登と鎖場の通過があるため、ある程度の体力と慎重さが必要です。
運動習慣がある、日帰りハイキング経験がある方であれば、問題なく登れるでしょう。
Q2. 駐車場はありますか?予約は必要?
無料駐車場があります。予約は不要です。
勝原登山口の駐車場は、約20〜30台駐車可能で、登山者専用に開放されています。
早朝の到着を推奨(特に紅葉シーズンや休日)。
Q3. トイレはありますか?
駐車場付近に1か所あります。山中にはありません。
山中にはトイレが設置されていないため、出発前に済ませておきましょう。
不安な方は、携帯トイレを持参するのもおすすめです。
Q4. 携帯の電波は入りますか?
多くの場所で圏外になります。特に稜線の裏側やブナ林内は不安定です。
登山アプリ(YAMAPなど)でオフラインマップをあらかじめダウンロードし、GPSベースで現在地を把握できるようにしておきましょう。
Q5. 登山にどれくらい時間がかかりますか?
往復で約5時間〜6時間が目安です(休憩含む)
| 区間 | 目安時間 |
|---|---|
| 登り(勝原→山頂) | 約2時間30分〜3時間 |
| 下り(山頂→勝原) | 約2時間〜2時間30分 |
※休憩や写真撮影などの時間を考慮し、余裕を持った計画を立てましょう。
Q6. 一人でも登れますか?
可能ですが、初めての方はなるべく複数人での登山がおすすめです。
・道迷い防止のために登山アプリは必須
・万が一に備えた連絡手段(家族への計画連絡など)を整えましょう
事前準備ができていれば、荒島岳は初心者でもしっかり楽しめる魅力あふれる山です!
荒島岳まとめ:登山計画は万全にして臨もう



荒島岳は標高1,523mという中級山岳でありながら、初心者でも装備と計画さえ整っていれば登れる魅力的な山です。
- 勝原コースのルート詳細と実体験ガイド
- 駐車場・アクセス・所要時間・危険箇所
- 初心者向けの装備と持ち物チェック
- Q&Aでよくある不安の解消
自然の中で味わえる爽快感、静けさ、美しい景観。
そして、自分の足で登り切ったという達成感は、他では得られない特別な体験です。
📌 最後にひとこと
荒島岳は決して過酷な山ではありませんが、油断も禁物です。
正しい知識・準備・装備があってこそ、安全で楽しい登山体験が待っています。
ぜひこの記事を参考にあなたも荒島岳の大自然を存分に楽しんでください。
安全第一でよい山旅を!



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