
皆さんこんにちは、やまはちです!
今回挑戦したのは唐松岳へ1泊2日のテント泊登山。
夕日や朝日、雲海に浮かぶ山々、さらに山頂では神秘的なブロッケン現象まで体験することができました。
まさに大自然の移ろいを全身で感じながら心も身体もリフレッシュできる贅沢な時間です。
この記事では登山初心者でも無理なく挑戦できるテント泊の魅力や実際に体験した絶景スポット、そして登山ルートをわかりやすくご紹介します。
体力に自信がない方でも少しの準備で安心して楽しめるポイントをまとめていますので初めての方にもおすすめです。
登山を安全に楽しむためにはしっかりとした登山装備が欠かせません。
登山計画の立て方やおすすめの登山ギアについてまとめたページを作ったので以下のリンクをクリックして読んでみてくださいね。
特に初心者の方には山の選定やルート確認、持ち物リストの作成など、準備すべきステップがたくさんあります。
この記事を参考にして、安全で楽しい山行を楽しんでくださいね!
1 | 唐松岳の見どころ

唐松岳は北アルプスの後立山連峰に属する山で八方池や白馬三山、五竜岳など広大な景色を眺めることができるのにも関わらずゴンドラを利用すれば4時間程で登頂できます。
難易度高めの後立山連峰の中では比較的登りやすい山。

山頂からは白馬三山や剣城岳、立山、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、南アルプスの北岳や富士山まで見渡せます!
以下に唐松岳の基本情報をまとめました。
- 標高:2,696メートル
- 所在地:長野県と富山県の県境
- 山域:北アルプス(飛騨山脈)
1-1 |【絶景スポット!】八方池


湖面に白馬三山を鏡のように映す神秘的な池は白馬を代表する絶景の一つ。
八方池山荘から約1時間程で登山に自信がない方でも比較的に容易に辿りつけます。
2 | 唐松岳へのコース紹介と宿泊情報
2-1 | 唐松岳コース詳細 (所要時間:約6時間)
唐松岳へ一泊二日の登山 / ヤマハチさんの唐松岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
合計所要時間:約6時間(休憩時間含まず)
合計距離:約8.2km

八方池山荘からスタートしました!
2-2 | テント場情報


唐松岳頂上山荘のテント場で一泊しました!
住所:〒399-9301 長野県白馬村宇奈月町黒部字黒部奥山 黒部奥山国有林36イ林小班
トイレ:有り
予約:必要
※予約なしでご利用の場合、 1張りにつき1 ,000円を加算
料金:テント1張り… 2,000円
お一人………2,000円
唐松岳頂上山荘HPはこちら
テント伯にご興味のある方は魅力と注意点をまとめたページを作ったので以下のリンクをクリックして読んでみてくださいね。
\テント泊の魅力はこちらを参考にしてください!/
>>>夏山登山はテント泊がおすすめ:魅力と注意点
>>>おすすめのテント泊用品をチェック!(楽天市場)
>>>おすすめのテント泊用品をチェック!(amazon)
3 | 唐松岳へのアクセス情報
3-1 | 駐車場情報

八方尾根周辺には多くの駐車場があり、無料の駐車場もあります。

今回は八方尾根に徒歩5分と近い「あんじゃね駐車場」を利用しました。
住所:〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村北城4629−1
料金:普通自動車 1000円(1日)
トイレ:無し
3-2 | ゴンドラリフトで八方池山荘へ

八方池山荘まではゴンドラリフトで向かいます。
ゴンドラリフト、アダムアルペンクワットリフト、グラードクワットリフトと3つのリフトを乗り継ぐ事で1,830mの八方池山荘に辿り着くことができます。
住所:〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村北城4258
料金:大人 方道 1800円
往復 3200円。
トイレ:有り
4 | 唐松岳:登山記録
2024年8月2日と3日の登山記録です。
リフトを降りて八方池山荘からスタート!

少し登ると白馬三山が見えていて、すでに絶景!

気分が上がります!
スタートから分岐があり、今回は木道コースで登りました。

視界が開けていて南側に連なる山々がよく見えて心地良い登山です。
手前には五竜岳が見えます。
少し歩くとゴツゴツとした石の道から木道へ変わりました。
木道の脇にはベンチもあり、休憩スペース有り。
木道コースを登り切るとトイレがありました。
ここで登山コースと合流。

合流地点からしばらく進むと第2ケルン(標高2,004m)に到着!
うっとりするような絶景を見ながら、なだらかな道を進んでいくと八方ケルンが出てきます。
そこから10分程進んだ所に八方池方面との分岐があり、八方池方面に向かいました。
4-1 | 八方池

八方池に到着!

自然が作り出した奇跡の絶景を見るとこができて感動しました!
池の周りはたくさん休憩する所があり、多くの人で賑わっていました。
白馬三山が鏡のように綺麗に映り込んだ風景に見惚れていたら、いつのまにか40分位八方池にいました。
いつまでもここにいたいのですが、八方池を後にしてさらに先へ歩みを進めます。

八方池までは観光客の方も来られますが、ここからは本格的な登山のスタートです。
登山に適した装備で登りましょう。
途中で急な登り道や狭い道がありました。
こちらの登山道は少し幅が狭いのですれ違いに注意!
4-2 | 扇雪渓

扇雪渓に到着。
少し休憩するような場所になっていて岩がたくさんありました。
雪渓がすぐ側にあるのですが日差しが強く影がない所はすごく暑かったです。
扇雪渓の上を歩いていくと、いつしか森林限界を超えてハイマツに囲まれた明るい道になります。
4-3 | 丸山ケルン

きれいに積み上げられた石の階段を登りきると丸山ケルン(標高2,430m)に到着!
視界一杯に絶景が広がります。
次第にガスが増えてきました。
夏山は日が高くなってくると雲が湧いてくることが多いです。
あと山荘まで20分位のところまで来ました。
急な登りではないですがずっと登り道で足場も悪く疲れが溜まってきました。

もう一踏ん張り頑張ります!
尾根の上部まで来ると高度感が増してきます。

岩尾根の上を直登したり、ロープが設置された道を進みました。
険しい斜面なので慎重に登りましょう。

眺めの良い稜線を歩きます。
足元は数100m切れ落ちた崖で一歩踏み外すと落ちてしまいます。
すれ違いに注意しましょう!
最後に階段を登りきった先にご褒美が待っていました。

唐松岳が綺麗に見えました。
また北アルプス奥地の山々や黒部渓谷の向こう側の山々が正面に見えます。
4-4 | 唐松岳頂上山荘

坂を下りて山荘に到着!
テントの受付を行った後、テント場へ行きました。
山荘から下った場所にあります。

約15分位下りた所にテントを貼りました。

五竜岳が綺麗に見えて最高!
山荘よりかなり下にあるのでトイレに行くのが大変でした。
4-5 | 唐松頂上山荘から夕日に照らされた景色
しばらく休憩していたらあっという間に夕方になっていました。

山荘の近くが賑わっていたので行ってみると夕日に照らされた山と雲海の幻想的な美しさが見事な景色。
これは日帰り登山では味わえない光景ですね。
五竜岳に続く道にが立ち止まって写真を撮っていた人もいたので、そこまで行ってみました。

少し登った後に振り返ると夕日に照らされた山荘と唐松岳がセットで見れました。

ずっと見たくなる景色ですね!
しばらくすると日も沈み、辺りが暗くなってきたのでテントへ戻りました。
明日は物資を届けにヘリコプターが来るので朝6時にテントを片付けないといけないのと、早朝に朝日を見たいので早めに就寝しました。
早朝の唐松岳山頂はガスで覆われて登るかどうか迷いましたが、時折ガスが晴れて山頂が見えたので荷物を山荘に置いて山頂へ向かいました。

岩と砂利の道を歩きます。
足元には十分注意しましょう。
4-6 | 唐松岳山頂

わりと坂も急でしんどいながらも山頂に到着し写真を撮ってもらいました!
ゴツゴツした岩だらけですが、山頂からは360°の絶景が待っていました。

山頂で誰かが「ブロッケン!」と指を差しながら叫んでいたのでその方向を見てみると、霧の中に差し込む太陽の光で光の輪が現れていました。

この不思議な現象に思わず写真を何枚も撮りました!
奥には立山などが見えて幻想的!

反対側を見ると雲が流れ込んで雲海と白馬三山が見事な絶景を作り出していました。
山頂で景色を堪能した後は同じ道で山荘まで下山しました。
4-7 | 下山
朝食後、八方池山荘まで同じルートで下山します。
登ってきた八方尾根を下っていきます。

行きは登ることに必死でしたが、帰りは咲き乱れる花を楽しみながら下山しました。
八方尾根は高山植物の宝庫

帰りも木道コースを利用しました。眺望もよく歩きやすいです。
八方池山荘近くのリフト乗り場に到着!
お疲れ山です。
5 | 唐松岳登山後の立ち寄りスポット
5-1 | そば神白馬店

白馬駅から徒歩5分にあるお蕎麦屋さん。

天ざるそばをいただきました。
上手に天ぷらを揚げられていて美味しく、季節のお野菜や山菜が入っていて季節を感じられます。
お蕎麦もコシがあり、とても美味しかったです。
5-2 | 白馬八方温泉 みみずくの湯

登山後に立ち寄りたい温泉施設です。
日本屈指の強アルカリ性温泉でぬるぬるしたお湯は湯当たりしにくく、お肌がすべすべになります。

露天風呂から見える白馬三山の景色が最高でした!
6 | 唐松岳:テント泊登山を終えて

今回は1泊2日のテント泊で唐松岳に挑戦してきました。
様々な景色の移り変わりを堪能しながら心身ともにリフレッシュすることができました。
これからも登山を始めたい方やテント泊に挑戦したい方にとって、参考になる内容をたくさんご紹介していきますので登山計画の参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント