登山初心者テント泊登山をやってみたいけど難しそう…
重い荷物、山の夜、テントの設営——初めて挑戦するときは不安が先に立つものです。



安心してください!
私自身、初めてのテント泊前夜は眠れないくらい緊張していました。
しかし、正しい準備と計画さえ整えれば、テント泊登山は初心者でも十分に楽しめます。
この記事を読めば、テント泊デビューに向けた具体的な準備が整います。
ぜひ最後まで読んで山の夜を満喫する計画を立ててみてください。
- テント泊登山を始めてみたい登山初心者の方
- テント泊に必要な装備や費用を知りたい方
- どの山からテント泊デビューすればいいか迷っている方
- 計画の立て方・マナーを事前に確認したい方
- 東海・中部地方でテント泊できる山を探している方
テント泊登山とは?日帰り・小屋泊との違い


テント泊・日帰り・小屋泊——登山の楽しみ方は大きく3つに分かれます。
それぞれどう違うのか、まず比較表で整理してから、テント泊ならではの特徴を解説します。
日帰り・小屋泊・テント泊の比較表
| 項目 | 日帰り | 小屋泊 | テント泊 |
|---|---|---|---|
| 荷物の重さ | 軽い(5〜10kg) | 中程度(10〜15kg) | 重い(15〜20kg以上) |
| 宿泊費用 | なし | 1泊8,000〜15,000円 | テント場利用料500〜2,000円 |
| 自由度 | 低い(当日のみ) | 中程度 | 高い(行動時間を自分で決められる) |
| 体力難易度 | 低〜中 | 中 | 中〜高 |
| 必要な装備 | 少ない | 少〜中程度 | 多い |
| 天候リスク | 低い | 中程度 | 高い(風雨への対応が必要) |
テント泊ならではのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 山の中で朝日や星空をゆっくり楽しめる 山小屋泊より宿泊費を抑えやすい 好きな時間に食事や休憩ができて自由度が高い 「山で暮らす感覚」を味わえて達成感が大きい | テントや寝袋など装備が多く荷物が重くなる 設営・撤収に時間と体力が必要 雨・風・寒さなど天候の影響を受けやすい 睡眠環境が人によっては快適とは限らない |
テント泊登山の最大のメリットは山の時間を自分でコントロールできる自由さです。
山小屋の混雑や消灯時間を気にせず、星空を眺めながら眠りにつき、早朝の誰もいない山頂を独り占めできます。



一方でデメリットもありますが一度テント泊を経験すると「また山で泊まりたい」と感じる方がほとんどです。
準備次第で十分に楽しめます。
テント泊登山は初心者でも挑戦できる?



自分には無理かも…。



テント泊登山は適切なステップを踏めば初心者でも挑戦できます。
体力・技術の目安


テント泊登山の難易度はどの山を選ぶかによって大きく変わります。
- 日帰り登山の経験が5〜10回以上ある
- 標高差500m程度の山を日帰りで歩ける体力がある
- 山での歩き方(ペース配分・休憩の取り方)が身についている
荷物が重くなる分、通常より体力を消耗します。
日帰りで余裕を持って歩けるコースのテント場から始めるのがおすすめです。



初めて重い荷物を背負ったときは「こんなに違うのか」と驚きました。事前に近所を歩いて荷物の重さに慣れておくだけで、当日の疲労感が全然変わります。
まず小屋泊を経験すべき?
必須ではありませんが、小屋泊を1〜2回経験してからテント泊に進むのはおすすめです。
- コースタイムの読み方がわかる
- 山の天候変化のパターンを体感できる
- 山でのルールやマナーを自然に学べる
ただし、「小屋泊をスキップしてテント泊へ」という方も多くいます。
重要なのは小屋泊の有無より、十分な日帰り経験と準備です。



剣山でテント泊した際、同じテント場に初めてのテント泊だという50代の方がいました。
丁寧に準備されていて、とても楽しそうに過ごされていましたよ。
テント泊登山の魅力





なぜわざわざ重い荷物を背負って山に泊まるのか?



その答えがこのセクションにあります。
山で過ごす非日常の景色と静寂
テント泊の魅力を最もよく表す言葉は、「日帰りでは絶対に見られない景色がある」ということです。
早朝4時、テントのジッパーを開けると、空が少しずつオレンジ色に染まっていく。
雲海の上に山々の稜線が浮かびあがる瞬間は、何度見ても言葉を失います。



涸沢カールでテント泊したとき、夜中にふと外に出ると満天の星が頭の上いっぱいに広がっていました。あの景色は、日帰りでは絶対に見られません。
山の夜の静けさも格別です。
都会の騒音から切り離された空間で、風の音だけが聞こえる夜は、日常のストレスをリセットしてくれます。
行動時間の自由・自炊の楽しさ


山小屋では夕食・消灯・起床時間が決まっています。
でもテント泊なら、夕食を好きな時間に作り、日没まで外でコーヒーを飲み、朝は自分のペースで行動できます。
自炊の楽しさも見逃せません。
山の上でお湯を沸かして食べるインスタントラーメンのうまさは、平地の何倍もあります。
夕食をゆっくり作りながら翌日のルートを考える時間はテント泊ならではのぜいたくです。
テント泊登山にかかる費用の目安
「テント泊って結局いくらかかるの?」は初心者から最もよく聞かれる質問です。
正直に費用感をお伝えします。
初期投資は必要ですが、長期的にはお得な楽しみ方です。
装備一式の初期費用
テント・ザック・シュラフ・マットを新品で一式揃えた場合の目安は10〜25万円です。
| 装備 | 目安価格(新品) |
|---|---|
| ザック(55L前後) | 20,000〜50,000円 |
| 山岳テント(1〜2人用) | 30,000〜80,000円 |
| シュラフ(3シーズン対応) | 15,000〜50,000円 |
| スリーピングマット | 5,000〜25,000円 |
| 調理器具・バーナー | 5,000〜15,000円 |
| 合計目安 | 75,000〜220,000円 |
幅が大きいのは、選ぶブランドや品質によって価格が変わるためです。
初心者はコストパフォーマンスの良い中価格帯から始めるのがおすすめです。
なお、テント場の1泊利用料は500〜2,000円程度。
山小屋泊(8,000〜15,000円)と比べると、数回で元が取れる計算です。
レンタルで費用を抑える方法
「いきなり全部買うのは不安」という方には、まずレンタルから始める方法があります。



装備にかかる費用が気になる方はレンタルという方法も検討してみると良いでしょう。
サイズ交換や自宅配送にも対応しているため、初めての登山でも装備を準備しやすいのが特徴です。装備を購入する前に実際の登山で試してみたい人にも利用しやすいサービスと言えるでしょう。
\天候不良でも体調不良でもキャンセル時全額返金/
公式サイト>>https://www.yamarent.com/
登山装備レンタルのサービスや料金については、登山装備レンタルのおすすめサービスの記事で詳しく解説しています。
登山装備レンタルおすすめサービスはこちら
テント泊登山に必要な装備リスト
テント泊に必要な装備は日帰り登山よりも多くなります。
ここでは「最低限これがあれば大丈夫」という6アイテムを解説します。
各アイテムの選び方は次のセクションで詳しく解説するので、まずは全体像を把握してください。
①ザック(50〜65L)
テント泊ではザックの容量が50〜65L必要です。
日帰り用の20〜30Lでは装備が入りません。
テント・寝袋・マット・食料・衣類を全部収めるには、最低でも50L以上を選びましょう。
重い荷物を長時間背負うため、背面のフィット感と腰ベルトのクッション性も重要です。
必ず試着してから購入することをおすすめします。
テント泊向けザック おすすめ3選
| モデル | 容量 | 重量 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| グレゴリー バルトロ 65 | 65L | 約2.27kg | 背負い心地No.1・定番モデル |
| ドイター エアコンタクトコア 60 | 60L+ | 約2.05kg | 通気性抜群・腰ベルト優秀 |
| カリマー クーガー エイペックス 60+ | 60L+ | 約2.5kg | 耐久性◎・本格縦走向け |
① Gregory(グレゴリー):Baltoro 65(バルトロ 65)
<テント泊登山の定番・背負い心地No.1>


容量:65L
重量:約2.27kg
サイズ展開:XS/SM・MD/LG(背面長で選択)
素材:高耐久ナイロン
対応シーン:テント泊登山・長期縦走・アルパイン
特徴と魅力を見る
- 腰ベルトとショルダーハーネスが一体となって体に密着し、重い荷物の重心を腰に乗せる設計
- 背面長の微調整ができ、体型に合わせてフィットさせやすい
- フロント・サイド・ヒップベルトポケットなど収納箇所が多く行動中の取り出しが楽
- ボトムコンパートメント(下部収納)にシュラフを分けて収納できる
- 山岳ガイドやテント泊経験者から長年支持されるロングセラーモデル
- 素材・縫製ともに過酷な山行に耐える品質
口コミ・評判を見る
背負い心地がダントツ
- 重さを感じにくく、20kg超の荷物でも肩・腰の負担が少ない
- 長時間歩行でも疲れにくいと評価が高い
重量がやや重め
- 65Lクラスのザック自体が約2.27kgと重く、荷物が増えると総重量が増える
- 軽量化重視の方にはUL系ザックの方が向いている場合も
総評



値段を見て躊躇する方も多いですが、10年使えると考えたら年あたりのコストは意外と安い。
- バルトロ 65と75はどちらを選べばいいですか?
-
1〜2泊のテント泊なら65L、3泊以上の長期縦走や冬山装備が必要な場合は75Lが目安です。
迷う場合は65Lから始めて必要に応じてより大容量に乗り換えるのがおすすめです。 - 女性向けモデルはありますか?
-
はい、グレゴリーには女性向けの「バルトロ WMS」シリーズがあり、バックパネルや腰ベルトの形状が女性の体型に合わせて設計されています。
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② Deuter(ドイター):Aircontact Core 60+10(エアコンタクトコア 60)
<背中の通気性が抜群・汗をかきやすい人に>


容量:60L(+10L拡張可)
重量:約2.05kg
サイズ展開:S・L(背面長で選択)
素材:軽量・高耐久ナイロン
対応シーン:テント泊登山・夏山縦走・3シーズン
特徴と魅力を見る
- 背面パネルが湾曲する設計で、背中と密着しながら通気ルートを確保
- 汗の蒸れを軽減し、夏山や発汗量の多い方に特に効果的
- 骨盤の動きに合わせてベルトが追従するVariFlex腰ベルト搭載
- 重い荷物でも歩行リズムを崩さずに歩ける
- 通常時60L、ロールトップを広げることで最大70Lまで拡張可能
- 季節や山行スタイルによって容量を調整できる
口コミ・評判を見る
背中の通気性が高い
- 長時間の歩行でも背中が蒸れにくい
- 夏山でも快適さが持続すると評価が多い
通気性と保温性のトレードオフ
- 通気構造のため寒い環境では背中が冷えやすい場合がある
- 秋冬の低温時は防寒レイヤーで対応が必要
総評
夏の北アルプスや鈴鹿の縦走でドイターを使っている登山者をよく見かけます。「
背中が蒸れない」という体験は数日間の縦走で疲労感に大きな差をもたらします。



夏山・長距離縦走がメインならドイターのエアコンタクトの通気性は圧倒的です。
- エアコンタクトコア 60と60+10の違いは何ですか?
-
60+10モデルはロールトップで容量を最大70Lまで拡張できます。
通常の60Lモデルより汎用性が高く、荷物の量に合わせて調整できるためおすすめです。
- 冬山でも使えますか?
-
3シーズンを主な対象とした設計ですが、冬山での使用実績もあります。
ただし、冬季は断熱インナーや防寒具が増えるため、容量が65〜75L必要になる場合があります。
- 背面長の調整はどうやってしますか?
-
VariQuick システムで背面のパネルを外してレール位置を変えるだけで調整できます。
店舗スタッフに依頼すれば5分ほどで調整してもらえます。
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主なサイズやカラー展開など
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③ Karrimor(カリマー):CougarApex-G 60+(クーガー エイペックス 60+)
<テント泊にも対応できる本格登山リュック>
容量:60L+拡張機能で数L追加可能
重量:およそ 2.5〜2.7kg
サイズ展開:M、L など(背面長により選択)
素材:強度の高いナイロン生地(耐久性◎)
対応シーン:テント泊登山、長期縦走、冬山登山、大荷物を伴う遠征
特徴と魅力を見る
60Lクラスはテント泊や長期縦走、冬山装備でもしっかり対応できるサイズ。
- メイン荷室は大容量で、シュラフやマットも余裕で収納
- 雨蓋や外付けポイントも多く、アイゼンやピッケルの装着も可能
- 背面長を細かく調整できる「SA(サイズ・アジャスト)システム」 搭載
- 背中にフィットさせやすく、荷重を効率的に分散
- 厚手のナイロン生地で岩場や藪こぎでも破れにくい
- 長期遠征や過酷な山行にも耐える設計
- 厚手のショルダーハーネスと腰ベルトが荷重をしっかり支える
- トレッキングポールやピッケル、マットを外付け可能
- 冬季や遠征登山など、重装備が必須のシーンにマッチーが付いており、荷物を濡らしたくないときなど安心感がある
口コミ・評判を見る
Aシステムで背面長を細かく調整できるので、体格に合わせやすい
荷物が少ないと中で荷が動きやすいので、パッキングに工夫が必要
総評
60L以上の大容量により、テントや寝袋などの装備も無理なく収納でき荷物が多くなる登山でも安心して使用できます。
安定感と耐久性が高く重い荷物でもバランスよく背負えるため、本格的な登山にも対応できるモデル。
容量が大きく重量もあるため、日帰り登山や初心者にはややオーバースペックとなります。



テント泊や長期登山に挑戦したい方、将来的に本格的な登山を考えている方におすすめのモデルです。
- Cougar Apex-G 60+は初心者でも使えますか?
-
使用は可能ですが、容量が大きいため初心者にはややオーバースペックです。
まずは日帰りや小屋泊用のザックから始めるのがおすすめです。
- 重さは気になりますか?
-
軽量モデルと比べると重さはありますが、その分安定感と耐久性が高いです。
重い荷物を背負う登山では安心感があります。
- テント泊に使えますか?
-
はい、テント泊に適した容量と性能を備えています。
テントや寝袋などの装備も無理なく収納できます。
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試着のポイントも解説しているので、購入前に参考にしてください。
②山岳テント
テント泊の核心装備。



初心者には自立式の1〜2人用テントが設営しやすくておすすめ!
- 重量(背負って歩く距離が長いほど軽い方が楽)
- 耐風性(稜線や高山では強風になることがある)
- 設営のしやすさ(暗い中でも組み立てられるか)
テント選びに迷ったらこちらも参考にしてください。
③シュラフ(寝袋)
山の夜は想像以上に冷えます。



山岳用のシュラフ(寝袋)は必需品!
使用する季節の最低気温より10度程度余裕を持った温度帯を選ぶのが基本です。
夏の2,000m級でも夜間気温は10度以下になることがあります。
「普通の安いシュラフでいいや」と甘く見て後悔した方を店頭でも山でも何人も見てきました。
温度帯・素材・価格帯別におすすめモデルを紹介しています
④スリーピングマット
クローズドセル(折りたたみ式)かインフレータブル(空気注入式)の2種類があります。
耐久性重視なら前者、寝心地重視なら後者です。
スリーピングマット おすすめ2選
| モデル | 種類 | 重量 | R値 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| THERMAREST(サーマレスト) Zライトソル | クローズドセル | 約410g | 2.0 | 丈夫・コスパ◎・初心者向け |
| THERMAREST(サーマレスト) プロライト | セルフインフレート | 約510g | 3.2 | 断熱性高・定番 |
① THERMAREST(サーマレスト):Z Lite Sol(Zライトソル)
<クローズドセルの定番・壊れない・軽い>


種類:クローズドセル(折りたたみ式)
重量:約410g(レギュラー)
R値(断熱性):2.0
サイズ:51×183cm(レギュラー)
対応シーン:3シーズン・テント泊デビュー・夏山
特徴と魅力を見る
- 空気を封入する構造でないためパンクのリスクがない
- 初心者でも扱いやすく、テント泊初日から安心して使える
- アコーデオン折りたたみ式でザックのサイドに外付け可能
- メインコンパートメントを圧迫せず他の装備を詰めやすい
- 汚れたら水で拭くだけで手入れが完結
- 数年使い続けても断熱性が落ちにくいのが強み
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耐久性が高い
- 何年使っても傷みにくい
- 岩の上に敷いても破れる心配がない
寝心地は硬め
- クローズドセルの特性上、インフレータブルより地面の硬さを感じやすい
- 慣れるまで数泊かかる場合がある
総評
店頭でテント泊装備を一式揃えるお客様にマットの選択肢として最初に出していたのがZライトソルです。
「まずこれで始めて、物足りなくなったらインフレータブルに進む」という順番が失敗しにくいです。



実際に自分もZライトソルから始めました。確かに寝心地は硬いですが、慣れてくると問題ありません。テント泊の楽しさを知るには十分すぎる性能です。
- Zライトソルと普通のZライトの違いは何ですか?
-
Zライトソルは片面にアルミ蒸着加工が施されており、輻射熱を反射して保温性を高めています。
価格差はわずかなのでZライトソルを選ぶのがおすすめです。
- 夏山以外でも使えますか?
-
R値2.0は3シーズン(春・夏・秋)対応の目安です。
冬山や標高の高い山(3,000m以上)では単体ではR値が不足する場合があり、シュラフとの組み合わせや重ね使いが推奨されます。
- ザックのどこに取り付けるのですか?
-
アコーデオン折りたたみ式のため、ザック側面のコンプレッションストラップやサイドポケットに括り付けるのが一般的です。
専用のストラップを使う方法もあります。
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② THERMAREST(サーマレスト):ProLite(プロライト)
<インフレータブルの定番・軽量コンパクト・断熱性高>


種類:セルフインフレート(自動膨張式)
重量:約510g(レギュラー)
R値(断熱性):3.2
サイズ:51×183cm(レギュラー)
対応シーン:3シーズン〜冬山・2,000〜3,000m級
特徴と魅力を見る
- バルブを開けると自動でフォームが膨らみ、最後に口で数回吹き込むだけで完成
- 暗い中でも迷わず設営できる
- Zライトソル(R値2.0)を大幅に上回る断熱性で、夜間の冷え込みが厳しい3000m級でも冷気をシャットアウト
- 秋〜初冬まで対応できる汎用性の高さ
- 丸めてザック内部に収納でき、外付けが難しいルートでも問題なし
- 収納サイズは28×10cm(レギュラー)とコンパクト
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断熱性が高い
- 夏山から秋山まで安心して使える断熱性
- 冷え込みが強い夜でも地面からの冷気を感じにくい
パンクのリスクがある
- 鋭利なものに当たるとパンクする可能性がある
- テント内に石や枝がないかを確認してから敷くことが大切
総評
Zライトソルからプロライトに乗り換えた方から「寝心地が全然違う」という声を多く聞きます。



特に秋山や標高の高いテント場での快適さは別格です。
- セルフインフレートとエアマットの違いは何ですか?
-
セルフインフレート(プロライト)はフォームに空気を含ませる構造でバルブを開けると自動で膨らみます。
小さな穴があいても完全にぺしゃんこにはなりにくいのが特徴です。
エアマット(テンサー等)は軽量ですが穴が開くと一気に空気が抜けるリスクがあります。
- 収納サイズはどのくらいですか?
-
レギュラーサイズは収納時に直径約10cm×長さ28cm程度です。
ザック内に横入れまたは縦入れできるサイズで、外付けせずに収納できます。
- R値3.2はどの季節まで対応しますか?
-
R値3.2は3シーズン(春〜秋)全般と冬の入り口まで対応します。
厳冬期の低温環境(−15℃以下)では別途インシュレーションマットの重ね使いが推奨されます。
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⑤食料・調理器具
最低限必要な調理器具は以下の通りです。
- ガスバーナー+ガスカートリッジ
- クッカー(鍋)1〜2個
- スプーン・箸
- ライター(予備も持つ)



食料はフリーズドライ・アルファ米・インスタントラーメンなど軽量なものを選びましょう。
⑥防寒着・レインウェア


山の天候は変わりやすく、急な雨・気温低下に対応できる装備が必要です。
- 防寒着:ダウンまたはフリース1枚(山頂・夜間用)
- レインウェア:上下セパレートの雨具(防水・透湿素材)
- 手袋・帽子:季節に応じて
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どれを選べばいいか迷う方は正直この中から選べばOKです。
初心者向け装備の選び方【元アウトドア店員が解説】
装備リストを見て「どれを買えばいいかわからない」と感じる方も多いはずです。



ここでは元アウトドア店員として、初心者が特に失敗しやすい3つの選び方ポイントを解説します。
失敗しやすいザック容量の選び方
「大きい方が安心」と思って70L以上を選ぶとパンパンになるまで荷物を詰め込んでしまい、結果的に重くなります。
初心者のテント泊なら50〜60Lが適正サイズです。
- 50〜55L:軽量装備派・1泊2日
- 55〜65L:標準的な装備・2泊3日
- 65L以上:長期縦走・冬山
テントの種類と初心者向けの選び方


非自立式はペグ打ちが必要で岩場や砂地では設営が難しいです。
自立式はポールを組み立てるだけで立ち上がるため、初めての設営でも安心です。
重量は1〜2人用で1.5〜2.5kgが目安です。
軽いほど歩きやすいですが、その分価格も上がります。
初めての1張り、重量2kg前後のコストパフォーマンスの良い機種が良いでしょう。
シュラフの温度帯の選び方


パッケージに「使用可能温度〇度」と書かれていますが、これはギリギリ眠れる温度です。
快適に眠るためには、使用予定の最低気温より5〜10度低い温度帯を選びましょう。
3シーズン(春〜秋)の山岳テント泊なら、コンフォート温度0〜5度対応のシュラフが安心です。
夏だから大丈夫、と甘く見ると夜中に寒くて眠れなくなります。



最初のテント泊でシュラフを甘く見て、涸沢の夜に震えて眠れなかった方を何人も見ています。シュラフは妥協しないのが正解です。
失敗しないための店員目線チェックポイント
元アウトドア店員として、お客様からよく相談された「購入前の確認ポイント」をまとめます。
- 試着は必ずする:ザックは実際に背負わないとフィット感がわからない
- セット売りに注意:安価な「テント泊セット」は品質が低いものも多い
- レインウェアはケチらない:安物は蒸れて逆効果になる
- 口コミより山岳専門店のスタッフに聞く:用途に合った提案をしてくれる
予算が限られている場合はテント・ザック・シュラフの3点に集中投資して他は後から揃えるのがおすすめです。
テント泊登山の計画の立て方
「道具を揃えたら、次は計画」です。
テント泊登山の計画で最も大切なのは、余裕を持ったスケジュールを設計すること。
ここでは失敗しない計画の立て方を4つのポイントに絞って解説します。
テント場・山選びの4ポイント
初めてのテント泊では、山選びが成功のカギを握ります。
以下の4つの条件を満たす山から始めましょう。
重い荷物を背負って長時間歩くのは想像以上に消耗します。
初回は登山口からテント場まで2〜4時間程度のコースを選びましょう。
水・トイレ・緊急時の避難ができる山小屋がテント場の近くにある山が安心です。
標高2,000m以下の山は気温変化が比較的穏やかで初心者向きです。
近年はテント場が予約制になっている山も増えています。
事前に公式サイトで確認しておきましょう。
コースタイムの設定(日帰りより余裕を持つ)
テント泊のコースタイムは日帰りより2〜3時間の余裕を持って設定しましょう。
- テント設営・撤収に1時間くらいかかる
- 荷物が重い分、歩くスピードが落ちる
テント設営のタイムリミットは「日没の1〜2時間前」を目安にしましょう。
暗くなってからのテント設営は難易度が格段に上がります。



私は最初のテント泊でコースタイムを読み誤り、日没ギリギリに設営したことがあります。
焦りながらのテント設営は消耗しますし、危険もあります。
余裕を持ったスケジュールが鉄則です。
テント設営を自宅で事前練習する
練習で確認しておくことは3点です。
- 設営手順を1人で迷わずできるか
- 全部のパーツが揃っているか
- 収納のコツを把握しているか
日の当たる昼間に1人で問題なく設営できれば、山での本番も安心です。
初心者が陥りやすい計画ミス
計画段階で見落としやすいポイントを正直にお伝えします。
- 天気予報の確認を怠る
山の天気は平地と全く違います。「tenki.jp 登山天気」を必ずチェック - 水場・トイレの場所を確認しない
テント場によって水が有料・無料・なしの場合がある - 登山届を出さない
テント泊は必須。コンパスや登山口のポストで提出する - 下山後の交通手段を調べていない
バスや電車の最終時刻は事前に確認する
テント泊登山のルール・マナー
テント場は多くの人が共有する空間です。
気持ちよく過ごすためのルールとマナーを知っておきましょう。
テント場の予約・料金の目安
テント場の利用料は1人1泊500〜2,000円が目安です。
人気の山小屋テント場は予約制になっていることが多く、シーズン前に埋まることもあります。
予約方法
- 各山小屋の公式サイト・電話で予約
- 「山小屋ネット」「ヤマップ」など予約サービスを利用
- テント場によっては当日現地払いのみのところもある
人気のテント場(燕岳・涸沢など)は早めに予約を入れましょう。
テント場の使用ルール
- 指定区画内にテントを張る
- テントのペグは所定の位置に打つ
- テント場以外(登山道・山頂)での野営は原則禁止
ゴミ・トイレ・騒音マナー
ゴミは必ず持ち帰る
テント場にゴミ箱はありません。
食料の袋・ゴミはすべて持ち帰りましょう。
「ゴミはひとつも落とさない」が山のマナーの基本です。
トイレは山小屋のトイレを利用する
テント場でのし尿は厳禁です。
必ず山小屋の有料トイレ(100〜200円/回)を利用しましょう。
騒音・消灯時間に注意する
テント場の消灯時間は21〜22時が目安です。
それ以降の大声での会話・音楽は厳禁です。
テント同士の距離が近いため、話し声は思った以上に響きます。
初心者におすすめのテント場・山【東海・中部地方】
「どの山から始めればいいか」は一番多い質問です。
東海・中部地方を中心に、初めてのテント泊に最適な山を実体験をもとに紹介します。
初心者向けの3山と、ステップアップ目標の1山を選びました。
立山(富山県):アルペンルートで絶景テント泊


標高:雷鳥沢キャンプ場 2,279m テント場:雷鳥沢キャンプ場
雷鳥沢キャンプ場は設備が充実しており、管理棟・トイレ・水場・温泉(雷鳥沢ヒュッテ)が近くにあります。
テント場から見上げる立山三山の稜線と、夜の満天の星空は初めてのテント泊で最大級の感動を与えてくれます。



実際に1泊2日で訪れ、雷鳥沢から立山三山を縦走しました。
テント場から眺める朝焼けの剱岳は言葉を失うほどの絶景でした。
木曽駒ヶ岳(長野県):ロープウェイで楽アクセス


標高:2,956m テント場:頂上山荘テント場
荷物が重くても体力的に無理なく到達できるため、テント泊デビューにも人気があります。
宿泊すれば早朝の御来光と雲海を独り占めでき、天気が良ければ富士山まで見えることも。
剣山(徳島県)テント泊デビューに最適


標高:1,955m テント場:西島野営場
リフトを使えば登山口から西島野営場まで1時間以内で到達できます。
野営場にはトイレ・水場があり、設備面でも安心。
翌日に次郎笈(じろうぎゅう)への天空の稜線歩きも楽しめ、1泊2日で大満足の山行になります。



実際に登山部仲間と1泊2日で訪れましたが、360度の大パノラマと稜線トレイルに全員が感動していました。
涸沢カール(長野県)【ステップアップ向け】


標高:2,309m テント場:涸沢ヒュッテ・涸沢小屋
上高地から徒歩約5〜6時間、往復約20kmの山行になります。
荷物を背負っての長時間歩行に慣れた方向けのステップアップ目標として紹介します。



秋の紅葉シーズンは日本屈指の絶景が広がり、テント場から見上げる北アルプスの岩壁は圧巻です。
2泊3日で訪れた涸沢の夜空は今でも忘れられません。
テント泊登山の当日の流れ
初めてのテント泊は「当日何をどの順番でやるか」が意外とわからないものです。
前日の準備から当日の撤収まで、時系列で解説します。
この流れを頭に入れておくだけで、当日の動きがぐっとスムーズになります。
前日の準備・パッキング
前日は余裕を持った準備が大切です。
当日の朝に慌てると忘れ物をしやすくなります。
- 天気予報の最終確認(「tenki.jp 登山天気」推奨)
- 装備の全点確認(チェックリストを使う)
- パッキングを完成させる(重いものを背中側・上部に)
- 食料・行動食の準備
- 登山届の提出(コンパスで事前提出が便利)
- 睡眠を十分に取る
パッキングのコツは「重いものを背中側・腰の高さ」に集中させることです。
テントや水などの重量物を腰ベルト付近にまとめると体の重心が安定します。
設営〜就寝〜撤収の流れ
テント場に着いたらまず受付を済ませ、サイトを確認してテントを張ります。
なるべく平らな場所を選び、水はけの良い場所を優先しましょう。
設営完了後は余分な荷物をテント内に整理します。
山の夕日を楽しみながら夕食の準備をします。
バーナーに火をつけ、お湯を沸かして温かい食事を作りましょう。
食後はテント周りを片付け、食料はにおいが漏れないよう袋に密封して管理します。
消灯時間の前にはテント内に入りましょう。
シュラフに入ったら、翌朝のルートを頭の中でシミュレーションしておくと気持ちが落ち着きます。
耳栓があると周囲の音が気になりにくくなります。
朝食をとり、テントを撤収します。
テント内の結露をふき取ってから収納すると、カビの予防になります。
ゴミを確認して、テントを張る前の状態に戻してから下山しましょう。
よくある疑問Q&A
テント泊登山を始める前によく寄せられる疑問に答えます。
「そういえばこれって大丈夫?」という不安をここで解消してください。
まとめ:テント泊デビューへの3ステップ
テント泊登山は正しい準備と計画で初心者でも十分に楽しめます。
山の夜空・早朝の絶景・自炊の楽しさは、日帰りでは絶対に体験できません。
- 装備を揃える:ザック・テント・シュラフ・マットの4点を最優先で準備する
- 山と計画を決める:立山・木曽駒・剣山など初心者向けのテント場から選ぶ
- 自宅で設営練習をする:当日のぶっつけ本番をなくし、余裕を持って楽しむ
この3ステップを踏めば、最初のテント泊は必ず良い思い出になります。



まずは1泊2日の近場のテント場から。
ぜひ、あなた自身の「初めての夜明け」を山で体験してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
お疲れ山でした!

















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