皆さんこんにちは、やまはちです!
古都の風情漂う里坊の町・坂本から、歴史深い延暦寺・東塔エリアまでを結ぶ比叡山を登山。
かつて僧侶たちが千日回峰行の一環として歩んだ道を自らの足で辿るこのルートは心も体もリフレッシュさせてくれる特別な体験でした。
今回は初心者にも挑戦しやすいルートの魅力と見どころ、注意点を実際の体験を交えながら分かりやすくご紹介します。
初めて比叡山へ行かれる際はぜひこの記事を参考にしてください!
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1 | 比叡山の見どころ
自然、歴史、そして宗教的な魅力を融合した特別な山です。
ハイキングコースでは修行の場としての神聖な空気を感じながら、豊かな自然と文化遺産を楽しむことができます。
ちなみに比叡山の主峰は大比叡(だいひえい)です。
以下に大比叡の基本情報をまとめました。
- 標高:848メートル
- 所在地:京都府京都市左京区/滋賀県大津市
- アクセス:
- 徒歩:坂本や京都側からのハイキングコース多数
- 車:比叡山ドライブウェイ経由でアクセス可能
- ロープウェイ:比叡山ロープウェイで気軽に訪れることも可能
- 気候:標高が高いため、平地よりも涼しく、冬は雪が積もることが多い。
1-1 | 【絶景スポット!】道中に広がる琵琶湖を一望
途中で琵琶湖を一望できる場所はいくつかあり、その雄大な景色は登山の醍醐味の一つです。
特に千日回峰行の道や東塔エリアに向かうルートでは木々の合間や展望スポットから広がる琵琶湖の絶景を楽しむことができます。
特に明王堂からの景色が絶景でした!
1-2 | 【癒しスポット】木々に囲まれた自然の中で森林浴
道中は傾斜があるものの、整備された道が多く初心者にも挑戦しやすいのが特徴|
坂本から延暦寺東塔へは僧侶たちが修行に励んだ「千日回峰行」の一部を体感できる道です。
木々に囲まれた静かな登山道は心を落ち着けるのにぴったり。
2 | 比叡山へのハイキングコース紹介とアクセス情報
2-1 | 修行僧たちの足跡を辿る特別コース(所要時間:約3時間)
比叡山を登山しながら歴史を感じる / ヤマハチさんの比叡山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
今回はケーブル坂本駅から千日回峰行の無動寺コースで山頂を目指しました!
片道の所要時間:約3時間(休憩時間含まず)
片道の距離:約4.8km
初心者でも楽しめて修行僧たちの精神に少しでも触れられる特別なハイキングコースです。
2-2 | 駐車場情報
今回はケーブル坂本駅を利用しました!
料金は無料で約7ほど駐車できます。
原則ケーブルカーを利用されない方の駐車はご遠慮しています。
今回は下山時にケーブルカーを利用しました。
2-3 | アクセス情報:ケーブル坂本駅
比叡山延暦寺へのアクセスの玄関口として知られるケーブルカーの駅です。
こちらのケーブルカーを利用すれば、下から登らなくても容易に山頂に辿り着くことができます。
以下に基本情報をまとめました。
- 所在地:滋賀県大津市坂本
- 運行会社:坂本ケーブル(比叡山鉄道)
- 営業時間:季節により異なりますが基本的に朝から夕方まで運行しています。
- アクセス:
JR湖西線「比叡山坂本駅」から徒歩約15分
京阪電車「坂本比叡山口駅」から徒歩約10分 - 公式HPはこちら:https://sakamoto-cable.jp/
2-4 | トイレ情報
ケーブル坂本駅付近にトイレがあります。
その他にも比叡山寺社内にもいくつかありました。
3 | 比叡山:登山記録
2024年12月17日の登山記録です。
久しぶりにコミュニティメンバーと登山を楽しみました。
3-1 | 出発:ケーブル坂本駅から無動寺コースへ
朝にメンバー全員がケーブル坂本駅に集合。
登山前のわくわく感を胸に坂を少し下りながら車道を進み、「無動寺谷口」登山口を目指します。
途中で見つけた「無動寺谷口」の標識を頼りに緩やかなコンクリートの舗装路を進みました。
このあたりはまだウォーミングアップといった感じですが、静かな空気に包まれていて気持ちよく歩けました!
舗装路が終わるといよいよ山道に突入。
山道は木々に囲まれた静かな雰囲気が続くため、展望を楽しめる場所は多くありませんでした。
しかし、周囲にそびえる木々は悠久の時を感じさせ、その中に点在する石碑や祠が神秘的な空気を醸し出していました。
この静寂な環境の中を歩くと時間が止まったような感覚になり、心が穏やかになるのを感じました。
展望が限られていても、こうした風景が登山を特別な体験にしてくれるのだと改めて思いました!
序盤の階段は足にしっかり負荷がかかり、メンバー全員で「これ、けっこうきついね!」と笑いながら進みました。
さらに進むと、鎖場が登場。
こちらは数年前の崩落によるものだそうで、補修されていますが道幅が狭いので慎重に進む必要があります。
こういった変化に富んだ道が登山の楽しさを引き立ててくれますね。
3-2 | 遠見岩で琵琶湖を一望
山道を進むと「遠見岩」に到着!
ここは琵琶湖を一望できる展望スポットで広がる景色に感動しました。
晴れた空と青く輝く琵琶湖、そしてその向こうに広がる街並みのコントラストが本当に美しい。
ここでしばしの休憩を取りながら、景色を堪能しました。
3-3 | 無動寺谷の歴史を感じる道
遠見岩を出発してさらに進むと無動寺谷の境内へ。
ここでは職人技が光る「穴太衆積み」の石垣が迎えてくれます。
その美しさと規模に歴史の深さを実感しました!
境内の坂道は勾配があり苦労する箇所もありました。
ペース配分を考えてゆっくり歩きましょう。
途中で無動寺谷の中心である「明王堂」に到着。
ここは回峰行の拠点となる場所で荘厳な雰囲気が漂っています。
さらに明王堂から見える景色も開放感があって素晴らしかったです。
3-4 | 最後のチャレンジ:大比叡山頂を目指して
登山開始から約2時間でケーブル延暦寺駅に到着。
駅の2階部分にはテラスがあり、さらに屋上にも上がることができる構造になっていて周囲の景色を存分に堪能できました。
高い場所から眺める景色は格別で琵琶湖や周囲の山々が見渡せる広がりのある風景がとても印象的でした。
駅で少し休憩後に次の目的地である大比叡山頂を目指します。
一度、車道を横切り登山道に入る道があるのですが、その道が分かりづらく迷いそうになりました・・。
幸いにピンクテープが案内してくれていたので迷わず進めましたが注意が必要です。
この最後の坂が今回のハイキングコースで一番の急坂。
息を切らしながら登るメンバーの顔にも疲れが見えますが励まし合いながら進み、ついに大比叡山頂に到着!
山頂は木々に囲まれていて展望は望めませんが、ここまでの達成感は格別でした。
記念撮影をして次の目的地である延暦寺へ向かいます。
3-5 | シャトルバスで延暦寺へ〜下山
山頂から近いところにシャトルバスのバス停があるのでそちらへ下山。
※比叡山ドライブウエイ(ガーデンミュージアム比叡) 駐車場
雪が残っている箇所や凍結した道もあり、慎重に足を運びながら進みました。
無事にバス停へ到着し、シャトルバスに乗って延暦寺を目指します。
延暦寺では荘厳な寺院の雰囲気を堪能。
境内を観光し、売店で湯葉まんじゅうをいただきながら一息つくことに。
この甘さと温かさが冷えた体に染み渡りました!
その後、ケーブル延暦寺駅に到着しケーブルカーで下山しました。
お疲れ山です。
4 | 比叡山:下山後の立ち寄りスポット
4-1 | 手打蕎麦 鶴㐂
下山後にぜひ立ち寄りたいのが京阪「比叡山坂本駅」の近くにある老舗そば屋「手打蕎麦 鶴㐂(つるき)」です。
このお店は歴史ある建物と庭園、そして絶品の手打ち蕎麦が楽しめると評判の名店。
冬の寒さを忘れさせてくれる冬限定の鴨そばを注文。
香りと味のバランスが絶妙で体も心も温まる一杯です。
庭園を眺めながら蕎麦を楽しむという贅沢な時間が下山後の疲れを優しく癒してくれました!
次回もぜひ訪れたいお店です!
4-2 | 比叡 三九良で焼きもちを味わう
下山した後、立ち寄りたいおすすめの甘味処が「比叡 三九良(ひえい さんくろう)」。
滋賀県大津市坂本エリアにあり、日吉大社の参道沿いに位置する老舗店です。
このお店の名物「焼きもち」はふんわりとしたもち生地でよもぎの爽やかな香りが楽しめて絶品!
ぜんざいにつけていただきました。
香ばしいよもぎの香りと優しい甘さのあんこが口いっぱいに広がり、体がほっと温まりますね!
登山後は疲れもありますが、こうした甘味処に立ち寄ることで旅の締めくくりがより素敵なものになります。
5 | 比叡山:登山を終えて
今回の無動寺谷ルートは自然と歴史を感じながら登山が楽しめる素晴らしいハイキングコースでした!
特に遠見岩からの琵琶湖の景色や、明王堂での荘厳な雰囲気が印象的!
最後の急坂や雪道もありましたが、メンバーと一緒だったからこそ楽しく登り切ることができたと感じます。
延暦寺での観光や湯葉まんじゅうといったご褒美も含め、充実感たっぷりの一日でした。
また比叡山にはさまざまなルートがあるので、次回は別のハイキングコースにも挑戦してみたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
実際に行ってきたハイキングスポットやトレッキングスポットを紹介していますので、ぜひこちらも読んでみてださいね。
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