やまはち皆さん、こんにちは。
登山歴10年以上・元アウトドア店員のやまはちです。



ジオラインは薄手(LW)と中厚手(MW)のどっちを買えばいいの?



季節と登る山の高さで決めればOK! 秋・冬・春はL.W.・M.W.・EXP.の3つを山によって着分けています。
アウトドアショップで働いていたころ、ジオラインの売り場で一番多く聞かれたのが「〇〇山に行くんですけど、どれがいいですか?」という質問でした。厚さが3つあって見た目もよく似ているので迷うのは当然です。
| 写真・商品名 | 着る場面 | 参考価格 (税込) | 詳細 |
|---|---|---|---|
![]() ![]() (薄手) | 春・秋の低山 | 4,900円 | 見る |
![]() ![]() (中厚手) | 冬の低山・ | 5,380円 | 見る |
![]() ![]() (厚手) | 雪山 | 7,686円 | 見る |
※参考価格はAmazonの2026年11月2日時点の表示(税込)です。リンク先の商品ページに出ているサイズ・色の値段で、サイズや色、出品によって変わり、変動することがあります。写真と商品名のリンク先もAmazonです。(広告を含みます)
薄手(L.W.)と中厚手(M.W.)で迷ったら、登りで汗をかきやすい人はL.W.、寒がりの人はM.W.がおすすめです。
- 薄手(LW)と中厚手(MW)の違い(重さ・値段・生地の作り)
- 気温と山の高さで決める方法と季節の早見表
- 実際に着た山(剣山・鎌ヶ岳・富士見台高原)
- 口コミの良い点と気になる点、サイズ、重ね着、洗濯
ジオライン|薄手(LW)と中厚手(MW)に迷ったらどっち?


秋の終わりや3月ごろは私も薄手(LW)と中厚手(MW)のどちらにするか迷います。どちらも「汗を吸ってすぐ乾かす」働きは同じで違うのは暖かさです。
そもそもジオラインとは?汗冷えを防ぐ登山用の肌着
ジオラインはモンベルの化学繊維(ポリエステル)の肌着です。
登山では登りで汗をかき、休憩や山頂で止まるとその汗が冷えて体温を奪います。これが「汗冷え」。ジオラインはこの汗冷えを防ぐための肌着です。
モンベル公式「秋冬のアクティビティを快適にするアンダーウエア」ジオラインの仕組み
- 汗を肌から生地へすばやく吸い上げ、広げて乾かす
- 繊維の芯は水をためないので、濡れたままになりにくい
- 極細の繊維のすき間に暖かい空気をためて、体温を逃がしにくい
- 銀イオンの成分でにおいの原因になる菌を減らす
反対に綿のTシャツは汗を吸うと乾きにくく、濡れたまま体を冷やしてしまいます。
LWとMWの違い(重さ・値段・作り)
メンズのラウンドネックシャツ(長袖)で比べると中厚手(M.W.)の方が39g重いです。
| 薄手 (LW) | 中厚手(MW) | |
|---|---|---|
| 写真 | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
| 平均重量 | 120g | 159g |
| 参考価格(税込) | 4,900円 | 5,380円 |
| 生地の作り | ボックス構造なし(軽くて乾きやすい) | ボックス構造(空気の層で暖かい) |
| 公式のおすすめの用途 | 登山・パドルスポーツ・ハイキング | 冬季登山・スノースポーツ |
| サイズ(メンズ) | XS〜XL | S〜XL |
| 色(メンズ) | 3色 | 4色 |
| やまはちの使い方 | 春・秋の低山 | 冬の低山、初春・晩秋の1,000mくらいの山 |
いちばん大きな違いは生地の作りです。中厚手(MW)は表側と肌側の2枚の生地を壁でつないだ「ボックス構造」で間にためた動かない空気が暖かさを保ちます。薄手(LW)にはこの構造がなく、そのぶん軽くて乾きやすい作り。
他にも中厚手(MW)は表面の滑りが良く、上に服を重ねるときに袖が通しやすい作りです。小柄な人向けのXSサイズは薄手(LW)にだけあります。




生地を近くで見比べると中厚手(MW)には横じまのような凸凹があります。
やまはちの決め方:その日の気温と山の高さ
- 気温が低い日(10℃以下)・高い山 → 中厚手(MW)
- 気温が高めの日(10℃以上)・低い山 → 薄手 (LW)
山の高さを見るのは山は高いほど寒いからです。気温は標高が100m上がるごとに約0.6℃下がります。たとえば蓼科山の七合目登山口(標高1,900m)から山頂(2,531m)までは約600m上がるので、山頂は登山口より4℃近く低くなる計算です。
ふもとが暖かくても山頂だけ急に寒くなることもあります。登りは穏やかだったのに山頂に着いたとたん強い風と雪になりました。
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ひとつ失敗談があります。私は寒がりなので、普段なら薄手 (LW)で足りる日に中厚手(MW)を着て、登りで汗ばんだことがありました。汗ばむほど暑いと、休憩で止まったときに汗が冷えやすくなります。



寒がりの人でも、登りでたくさん汗をかく日は薄い方にして、休憩で上に1枚重ねる方が汗冷えしにくいです。
季節と山の高さの早見表(目安)


| 低山(〜1,000mくらい) | 1,000mくらいの山 | 高い山・雪山 | |
|---|---|---|---|
| 春 | 薄手 (LW) | 初春は中厚手(MW) | 初春は中厚手(MW) |
| 秋 | 薄手 (LW) | 晩秋は中厚手(MW) | ― |
| 冬 | 中厚手(MW) | 中厚手(MW) | 厚手(EXP)・雪山 |
東海の山でいうと「1,000mくらいの山」は鎌ヶ岳(1,161m)や御在所岳(1,212m)くらいの高さです。迷いやすいのは初春と晩秋の1,000mくらいの山。この時期はその日の気温を見て決めています。
LWが合う人・MWが合う人
迷ったときは季節だけでなく「登りでどれくらい汗をかくか」でも決めてください。
- 登りで汗をかきやすい人
- 春・秋の低山に登る人
薄手 (LW)は軽くて乾きやすいので汗をたくさんかく登りに向いています。寒い季節でも、よく汗をかく運動なら薄手でいい、というのが公式の考え方です。
寒い季節の激しく汗をかく運動から、夏場のウォータースポーツまで
モンベル公式「ジオライン L.W.ラウンドネックシャツ Men’s」商品情報
- 寒がりの人(私はこちら)
- 冬の低山や、初春・晩秋の1,000mくらいの山に登る人
M.W.は空気の層で暖かさを保つので寒がりの人や休憩で体が冷えやすい冬の山に向いています。
公式でも登山のように歩くのと休むのをくり返す場面に向き、秋から春の寒い時季に活躍するモデルとされています。



登りで汗をかきやすい人は、迷ったら薄い方。寒いときは上に1枚重ねればOK!
男性用
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やまはちがジオラインを着た秋・冬・春の山
どの厚さ、どの山で着たか。私の山行から1つずつ紹介します。どの山も山の記事に道のりや駐車場をくわしく書いています。
剣山(5月):歩くときは薄手(LW)、テントの夜は厚手(EXP)




5月の剣山は薄手 (LW)で登りました。剣山は徳島県にある、標高1,955mの四国最高峰で日本百名山です。
登山リフトで西島駅(標高1,750m付近)まで上がり、山頂直下の西島野営場にテントを張って1泊2日。1日目は約2.7km・約2時間、2日目は次郎笈まで歩いて約5.3km・約3時間30分(どちらも休憩なし)でした。
夜はテントで厚手(EXP)を着て寝ました。テント泊の寝るときの肌着はこのあとの雪山の節でも紹介しています。
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鎌ヶ岳(12月):1,161mの低山でも中厚手(MW)


12月の鎌ヶ岳は中厚手(MW)で登りました。鎌ヶ岳は三重県と滋賀県の県境にある標高1,161mの山で鈴鹿セブンマウンテンのひとつです。
私が歩いたのは武平峠ルートです。冬は鈴鹿スカイラインが通行止めになるので手前に車を停めて歩き、山頂まで約2〜3時間かかりました。冬は登山道にうっすら雪が残り、山頂は風が冷たく体感温度が低く感じました。
標高は1,000mを少し超えるくらいの山でも12月は寒さが本格的になるので、中厚手(MW)にしています。
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ジオラインの口コミ:良い点と気になる点
私の感想だけでは偏るのでジオラインの薄手(LW)と中厚手(MW)を着た人の口コミも調べました。何人もが書いていた声を、良い点と気になる点に3つずつまとめます。
良い点3つ
登山やハイキング、ゴルフ、犬の散歩などで汗をかいてもジメジメせず冷えなかったという声が多くありました。
中厚手(MW)は着てすぐ暖かさを感じるという声があり、寒がりの人からも「暖かい」と書かれていました。
登山や運動で汗をかいても、においが気になりにくいという声がありました(一日中着続けると、まったく臭わないわけではないという声もあります)。
1つ目と3つ目は上で紹介した公式の仕組み(汗をすばやく乾かす・においの原因になる菌を減らす)とも合っています。
気になる点3つ
面ファスナー(ベルクロ)や枝に引っかけないよう気をつけている、という声がありました。
ただ高いけれど値段に見合う、と続けている声が多めでした。
中厚手(MW)は暖かい室内では暑い、蒸れやすいという声、L.W.はすごく暖かいわけではないという声がありました。



私は3年ほど着ていますが、汗冷えした日はなく穴やほつれで困ったこともありません。
3つ目の「厚さが合わない」は、先ほどの私の失敗談と同じです。厚さは、寒さだけでなく「登りでどれくらい汗をかくか」でも選んでください。
ジオラインのサイズ感:普段の服と同じでOK
サイズは、普段の服と同じで大丈夫です。私が着ているサイズを紹介します。
身長165cmの私はSサイズ
私は身長165cmでジオラインはSサイズを着ています。サイズで困ったことはありません。


ジオラインは肌に直接着て、汗を吸わせる肌着です。大きすぎて体との間にすき間ができると、汗を吸いにくくなります。公式でも、締めつけが少なく、体と隙間なく接することで、乾きやすさと暖かさを発揮する作りとされています。
普段と同じサイズなら、上にもう1枚羽織ることもできますし、ジオライン1枚で着ても十分です。
雪山はジオライン| 厚手(EXP)


冬の低山までは中厚手(MW)、基本的に雪山では厚手のEXP.を着ています。2月に雪の富士見台高原へ登ったときも、厚手(EXP)でした。
富士見台高原は岐阜と長野の県境にある標高約1,739mの山です。神坂神社登山口からは往復約10.3kmの雪山のコースです。
雪山ではジオラインの上にU.L.サーマラップ、いちばん外にダイナアクション パーカを重ねます。
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MWとEXPの違い(重さ・値段・用途)
メンズのラウンドネックシャツ(長袖)で比べると厚手(EXP)の方が56g重い。
| 中厚手(MW) | 厚手(EXP) | |
|---|---|---|
| 写真 | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
| 平均重量 | 159g | 215g |
| 参考価格(税込) | 5,380円 | 7,686円 |
| 公式のおすすめの用途 | 冬季登山・スノースポーツ | 極地遠征・冬季登山・スノースポーツ |
| サイズ(メンズ) | S〜XL | S〜XL |
| 色(メンズ) | 4色 | 2色 |
| やまはちの使い方 | 冬の低山、初春・晩秋の1,000mくらいの山 | 雪山、テント泊の寝るとき |
公式では厚手(EXP)は、寒さの厳しい場所での着用を前提に保温性を重視したモデルとされています。中厚手(MW)と同じボックス構造で厚手でも伸び縮みしやすい作りです。
中厚手(MW)と厚手(EXP)の分かれ目は私の場合は「雪山かどうか」です。冬の低山は中厚手(MW)、雪山に登る日は厚手(EXP)にしています。
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厚手(EXP)はテント泊の寝るときにも
公式のおすすめの用途は雪のシーズンですが、私はテント泊では今のところ毎回、厚手(EXP)を寝るときの肌着にしています。寒がりなのもありますが、夏でも高い山の夜は10℃を下回るのが当たり前だからです。
寝ているあいだは体を動かさないので、歩いているときより寒く感じます。



夏のテント泊に厚手(EXP)は意外かもしれませんが、寝るときこそ厚手が安心です。
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ジオラインの上に重ねる服
ジオラインは上に何を重ねるかとセットで考えると選びやすくなります。山の服は役割の違う3枚を重ねるのが基本です。
| 役割 | やまはちの服(冬の低山) | |
|---|---|---|
| いちばん外 | 風・雪・雨から体を守る | レインウェア |
| 真ん中 | 体温を逃がさない | U.L.サーマラップ ジャケット |
| 肌側 | 汗を肌から離して汗冷えを防ぐ | ジオライン M.W. |
秋の低山と冬の低山で、私の重ね方を紹介します。
秋の低山:L.W.+WIC.T
登りはジオライン L.W.の上にWIC.Tの2枚。登っている間はこの2枚は脱ぎません。歩き始めが寒い日は薄手のパーカを羽織り、暑くなったら脱ぎます。
休憩や山頂ではフリース(シャミース)かU.L.サーマラップを1枚羽織ります。風があるときはレインウェアを上に重ねます。11月は冷えるので保温着を必ず1枚足します。
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冬の低山:中厚手(MW)+U.L.サーマラップ+レインウェア
ジオライン 中厚手(MW)の上にU.L.サーマラップ、いちばん外にレインウェアを着ます。登っていて暑いときは肌着の中厚手(MW)だけで歩くこともあります。
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ヒートテックやドライナミックメッシュとの違い
ジオラインのほかに、私が山で着たことのある肌着と比べます。
ヒートテックとの違い:汗をかいたあとに冷えやすい
私は山でヒートテックを着たことがあります。そのときは汗が残って、汗冷えしました。手軽で暖かい反面、汗で濡れたあとは冷えやすいです。
友人が冬の誕生山に登ったときも、肌着はヒートテックでした。ペースが速く、山頂に着くころには汗だく。汗のあとの冷えで体調を崩してしまいました(冬の低山の服装で紹介しています)。
汗をかく登りでは、ジオラインのような登山用の肌着をおすすめします。
ミレーのドライナミックメッシュとの違い:汗が離れる感じが分かりやすい
ドライナミックメッシュも使っています。網目(メッシュ)の肌着で、肌と服の間に空気の層ができます。汗が肌から離れる感じは、ドライナミックメッシュの方がよく分かりました(夏山の装備)。
ジオラインの洗濯と手入れ
ジオラインは家の洗濯機で洗えます。モンベル公式の商品ページの案内(この記事の3種類・メンズのラウンドネックシャツとも同じ)を、洗い方と注意に分けて紹介します。
洗い方:洗濯機でOK
- 洗濯機で洗える(液温40℃まで・弱い水流)
- 洗うときはネットに入れる
山から帰ったら、汗が残ったまま放っておかずに洗うのがおすすめです。
長く着るための注意
- 柔軟剤は使わない
- 塩素系の漂白剤は使わない(酸素系は使える)
- 日陰でつり干し
口コミで多かった「引っかけると穴やほつれができやすい」も気をつけたい点です。面ファスナー(ベルクロ)のある服とは分けて、ネットに入れて洗うと安心です。



タイツなど、ほかの商品はそれぞれの商品ページと洗濯表示を確かめてください。
ジオラインはどこで買う?
ジオラインはアマゾンや楽天でも買えます。いつも使っている通販で選べて、楽天ならポイントも貯まります。厚さごとにまとめました。
L.W.(薄手):春・秋の低山に
登りで汗をかきやすい人や春・秋の低山が中心の人に。
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M.W.(中厚手):冬の低山に
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EXP.(厚手):雪山に
雪山やテント泊の寝るときに。
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ジオラインのよくある質問
ジオラインで気になりやすいことを選び方と使い方に分けてQ&Aにまとめました。
選び方の質問
- 最初の1枚はLWとMWのどっちがいい?
-
春・秋の低山が中心ならLW、冬の低山が中心ならMWです。迷ったら、登りで汗をかきやすい人はLW、寒がりの人はMWを選んでください。
- ジオラインのサイズは普段と同じでいい?
-
普段の服と同じで大丈夫です。私は身長165cmでSサイズを着ています。
- ヒートテックで代わりにならない?
-
私は山でヒートテックを着て、汗が残って汗冷えしたことがあります。汗をかく登りでは、登山用の肌着をおすすめします。
季節と使い方の質問
- ジオラインのL.W.は夏に着ると暑い?
-
公式ではLWは夏場まで使えるモデルとされています。私は夏はメッシュ地のジオライン クールメッシュを着ています。
- 夏のテント泊にEXP.は暑くない?
-
私は寒がりなのでテント泊では毎回EXP.を寝るときに着ています。夏でも高い山の夜は10℃を下回るのが当たり前です。
まとめ:ジオラインのLWとMWは気温と山の高さで選ぶ
最後にこの記事の要点とあわせて読みたい記事をまとめます。
LWとMWの選び方(おさらい)
秋・冬・春のジオラインは「季節」と「登る山の高さ」で選ぶと迷いにくくなります。
- 春・秋の低山 →薄手(LW)
- 冬の低山・初春と晩秋の1,000mくらいの山 → 中厚手(MW)
- 雪山 → 厚手(EXP)
L.W.とM.W.で迷ったら、登りで汗をかきやすい人はL.W.、寒がりの人はM.W.から選んでみてください。










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