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- はじめて中山道を歩く方
- 歴史ある町並みや古道に興味がある方
- 自然の中でのんびり歩きたいハイキング初心者の方
- 旅先グルメ・甘味を楽しみにしている方
- 海外からの旅行者や日本文化を体験したい方
- 歩いたあとにグルメや観光も楽しみたい方
中山道ハイキング|馬籠宿〜妻籠宿の見どころ・観光&ルート解説
木曽路には馬籠宿から贄川宿までの11の宿場町があります。



中でも馬籠宿〜妻籠宿の約9kmの区間では木曽の雄大な山々や渓谷、滝など自然の風景を満喫しながら、気軽なハイキングが楽しめます。
このルートは「サムライロード」とも呼ばれ、近年では海外の旅行者にも人気。日本の歴史や文化を肌で感じられるハイキングコースとして注目されています。
京都三条大橋〜江戸日本橋まで続く全長532kmの街道
全部で69の宿場町があり、今も昔の面影が残る街並みが魅力的です。
馬籠宿(まごめじゅく)の観光スポット|石畳と文豪・島崎藤村の街


出発地点の馬籠宿は、石畳の坂道に沿って茶屋や土産物屋が並び、情緒あふれる宿場町です。
- 島崎藤村の故郷で、記念館も見学可能。文学と歴史の香りが漂います。
- 高台の展望台からは、木曽の山々が一望できる絶景スポットも。
馬籠峠 (まごめとうげ) の歩き方と見どころ|杉林トレイル&一里塚跡


馬籠宿を出発してしばらく進むと、杉や檜に囲まれた「馬籠峠」へ。
道は整備されており、木漏れ日の中を歩ける癒しの区間です。
- 江戸時代の「一里塚跡」などの史跡が点在。かつての旅人に思いを馳せられます。
- 登りも緩やかで、初心者でも無理なく通過可能。
妻籠宿(つまごじゅく)の観光ガイド|江戸の町並みとグルメが楽しめる保存地区


ゴール地点の妻籠宿は、歴史的な町並みが国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている場所です。
茅葺屋根や石畳の小道が当時のまま保存されており、まるで時が止まったような美しさ。
- 脇本陣・本陣などの建物は内部見学も可能(有料)。
- 地元名物の五平餅や蕎麦で締めのご褒美ランチ!
中山道・馬籠宿から妻籠宿のコース紹介とアクセス情報
馬籠から妻籠間のコースは標高790mの馬籠峠という峠越えがあるものの累積標高差が登り326m、下り430mと全体的にアップダウンがそれほどないので歩き慣れていない方でも楽しむことができます。
スタートは馬籠宿と妻籠宿のどちらからでも可能ですが、標高の高い馬籠からの方が下りが多くなるため、比較的に楽に歩けます。
変化と静けさが楽しめるバランスの良い周回ルート(所要時間:約3時間)
馬籠宿から妻籠宿へハイキング / やまはちさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ



今回は馬籠宿からスタートして、妻籠宿までハイキングしてきました!
周回の所要時間:約3時間(休憩時間含まず)
周回距離:約8.5km
駐車場情報
妻籠宿周辺の駐車場
- 第一駐車場はバス専用
- 第二駐車場:約179台 (1日 500円)
- 中央駐車場:約75台 (1日 500円)
- 第三駐車場:123台 (1日 500円)





今回は妻籠宿第二駐車場に車を停めてバスで馬籠宿へ行きました。
〒399-5302 長野県木曽郡南木曽町吾妻
馬籠宿周辺の駐車場
駐車場は大きく分けて上入口と下入口の2つに分かれています。
どの駐車場も小さいところが多く、いろいろな所に点在しています。
- A-1駐車場:約40台 (無料)
- A-2駐車場:約15台 (無料)
- A-3坂扇屋駐車場:約60台 (1日 500円)
※店舗利用客者無料 - C-1駐車場:30台 (無料)
- B-1駐車場:約60台 (無料)
- B-2駐車場:約15台 (無料)
- B-4駐車場:約10台 (無料)
- B-5駐車場:約20台 (無料)
馬籠〜妻籠ハイキングのトイレ事情まとめ
トイレはコース上に公衆トイレがいたるところにあるので心配はありません。
コースやアクセス情報をチェックした後は事前の登山計画と装備の準備がとても大切です。
特に、これから登山やハイキングを始めてみようと思っている方にとっては不安や疑問もあるかもしれません。



そんな方のために、登山の基本やおすすめのギアをまとめた記事をご用意しました。
馬籠宿から妻籠宿へ|中山道ハイキングレポート
2025年5月13日の登山記録です。
まずゴール地点となる妻籠宿中央駐車場に車を停めて集合。



仲間と無事に合流し、そこからバスでスタート地点の馬籠宿へ向かいました。
バスに揺られること約25分、風情ある坂の町「馬籠宿」に到着。
石畳の通りと木造の建物が連なる町並みにいきなりテンションが上がります!
最初の登り|馬籠宿から峠道へ


馬籠宿の中心部から坂道を少し登ると馬籠上陣場展望台に到着。
ここは視界が開けており、眼下には町並み、そして遠くには百名山の恵那山(えなさん)がそびえています。


残念ながらこの日は雲がかかっていて山頂までは見えませんでしたが、空気が澄んでいて心地よく、みんなで記念撮影タイムとなりました。
馬籠峠へ|序盤は意外と車道沿い
中山道=山道や森の中を行く古道と思いきや、意外にも序盤は車道沿いの舗装路が続きます。


やがて、梨子ノ木坂(なしのきざか)という坂に差し掛かりました。
ここはコンクリートで舗装された坂道ですが、見た目以上に勾配があり、地味にしんどい…!
皆で「ここが今日の試練かもね」と笑いながら、ゆっくり登ります。


登り切ったところには、綺麗に整備されたトイレと休憩所があり、ほっと一息。
しかも、ここにはなんと無料Wi-Fiが完備されていてびっくり!



ハイカーに優しい配慮が嬉しいですね。




スタートから約50分ほど歩くと、ついに岐阜県と長野県の県境に到着。
そのすぐ先には、中山道のハイライトのひとつでもある馬籠峠(標高約790m)がありました。
標高差を感じるほどにはキツさはなく、ここまでの登りは穏やかで、森林浴をしながらの気持ちいい道のり。
峠のあたりは木々に囲まれていて、しっとりとした雰囲気に包まれています。
一石栃立場茶屋でほっこり休憩
馬籠峠を過ぎると、道は一気に下りに。


沢沿いの道を進んでいくと、まるで昔の旅籠のような建物「一石栃立場茶屋(いちこくとちたてばちゃや)」に到着します。
素朴な空間に座って一息つけば、まるで時が止まったかのよう。



地元の方の優しさと、古道の温かみを感じられる貴重な体験です。
ちなみにこの場所がちょうどコースの中間地点とのこと。ここでしっかり休んで後半戦に備えます。
男滝・女滝|マイナスイオンたっぷりの癒しスポット
再び歩き出してしばらく進むと、「男滝・女滝」の案内看板を発見。
この先に滝があるとのことで、自然好きなメンバーたちは大盛り上がり!
道を進むにつれて、どこからか聞こえてくる水の音…。




やがて、力強い水しぶきを上げる男滝(おだき)が目の前に現れました。
そのすぐ奥には、やさしい流れが美しい女滝(めだき」。
男滝とは対照的にしっとりとした雰囲気でとても神秘的です。
妻籠宿に到着!江戸の町並みと旅の締めくくり


滝をあとにして、再びなだらかな道を進むこと約40分。
ついに今回のゴール、妻籠宿の町並みが見えてきました。
観光客でにぎわっていましたが、どこか落ち着いた空気感があり、歩ききった達成感と旅の余韻にひたることができました。
立ち寄ったスポット
自家製そば・五平餅 おもて


馬籠宿からのハイキングに備えて、スタート前に立ち寄ったのが妻籠宿にある自家製そば・五平餅 おもて。
木の温もりを感じる落ち着いた雰囲気のお店で朝の静けさの中、ほっとひと息つける空間です。


この日は素朴な味わいの山菜そばを注文。
香りのよいそばと季節の山菜がたっぷりのった一杯は優しい出汁の風味が体に染みわたり、これから始まる道中に向けてちょうど良いエネルギー補給になりました。
〒399-5302 長野県木曽郡南木曽町吾妻2191−3
わちのや


食べ歩きで立ち寄ったのが「わちのや」さん。
妻籠宿の町並みに溶け込むような素朴なお店で、手作りのおやきが人気です。





なすのおやきをいただきました。
ふっくらとした皮の中に甘辛く味付けされたとろりと柔らかななす味噌がたっぷり詰まっていて、噛むごとにじゅわっと旨みが広がります。
ほんのり温かく、歩き始める前のちょっとしたエネルギーチャージにぴったりでした。
おやきの種類も豊富で一緒にいたメンバーは野沢菜、栗、よもぎなどそれぞれ好みの味を注文。
〒399-5302 長野県木曽郡南木曽町吾妻2199
澤田屋妻籠店


馬籠から妻籠までの中山道ハイキングを歩き切ったあと、最後に立ち寄ったのは「澤田屋 妻籠店」。
昔ながらの和菓子屋さんのような趣ある佇まいで、店頭には木曽の名産品を使ったお菓子がずらりと並んでいます。


今回は店頭で気になった干し柿と栗のお菓子をいただきました。
干し柿は自然な甘さでやわらかく、口に含むとじんわりとした旨みが広がります。
そして、栗のお菓子はほくほくとした食感と上品な甘さが特徴で、ハイキング後の疲れた体にやさしく染みわたる味わいでした。
一緒に歩いた仲間とも「こういう甘いものが一番うれしいね」と言いながら、ほっとするひとときを過ごせました。
〒399-5302 長野県木曽郡南木曽町吾妻805−1
槌馬屋資料館


馬籠宿を散策中にふと立ち寄ったのが「槌馬屋資料館(つちうまやしりょうかん)」。
資料館の入口では「栗ふく」という栗のおまんじゅうが販売されていました。
ふっくらした生地の中になめらかな栗あんがたっぷり。
昔の宿場町の雰囲気をそのまま残した空間で素朴なお菓子を手に取ると、どこか懐かしくあたたかい気持ちに。
観光もできて、甘味も楽しめる馬籠宿らしい立ち寄りスポットでした。
〒508-0502 岐阜県中津川市神坂馬籠4289
馬籠宿から妻籠宿へ|中山道ハイキングを終えて
スタート地点の馬籠宿では石畳の坂道を歩きながら江戸の風情に触れ、馬籠峠を越えると静かな森と沢の音が心を落ち着かせてくれました。
途中に立ち寄った一石栃立場茶屋や男滝・女滝では昔の旅人の気分を味わいながら、自然の力強さや優しさに癒され、ゴールの妻籠宿では歴史ある町並みをのんびり歩き、おやきや和菓子を楽しむほっとする時間も。



五感を使って旅を味わう、まさに「歩くからこそ見える日本の原風景」でした。
初めて歩く方でも挑戦しやすい距離と高低差で季節を変えてまた訪れたくなるルートです。
春は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色…どの季節でも違った魅力がある中山道。
次はぜひあなたもこの道を歩いてみませんか?
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