
皆さんこんにちは、やまはちです!

朝日を山頂で見たい

そんな憧れ、叶えませんか。
剣山で迎えた静寂の夜明け。
雲ひとつない空に昇る朝日、天空の稜線を歩く至福の時間。
次郎笈からの360度パノラマと名水「御神水」で心もリフレッシュ。
非日常の絶景体験をテント泊だからこそ味わえた2日目の記録です。
1日目の記録を読まれていない方は下記よりご覧いただけます。
1 | 剣山の見どころ

剣山は標高1,955m、日本百名山にも数えられ、四国第二の高峰です。
山頂からは360度の大パノラマが広がり、晴れた日には石鎚山や瀬戸内海、太平洋までも見渡せることがあります。
以下に基本情報をまとめました。
- 所在地:徳島県三好市・美馬市
- 標高:1,955m(四国で2番目に高い山)
- 山域:四国山地
- 山小屋:剣山頂上ヒュッテ(通年営業)
- テント場:西島野営場(無料・簡易トイレあり)
1-1 |【絶景スポット!】剣山〜次郎笈の稜線|天空のトレイル


剣山の山頂から西へと続く稜線は次郎笈(じろうぎゅう)へとつながる人気の縦走ルートで登山者の間では「天空のトレイル」とも呼ばれる絶景スポットです。
この区間はまるで草原の尾根道が空に浮かんでいるかのような景観が広がり、どこまでも続くなだらかな稜線はまさに非日常の世界。
道幅も広く、風が心地よく吹き抜ける中を歩く感覚はまるで空の上を散歩しているかのようです。
1-2 |【神秘スポット!】信仰と神秘が息づく「霊山」の空気感

剣山は古くから山岳信仰の対象とされてきた四国屈指の霊峰です。
山頂には「剣山本宮宝蔵石神社」が鎮座しており、今でも多くの参拝者がこの神聖な地を訪れます。
この山には壇ノ浦で入水した安徳天皇が密かに剣山に落ち延びたという伝説が語り継がれており、さらには「失われた三種の神器のひとつがこの山に隠されている」という神秘的な伝承も残されています。
登山道を進むごとに空気が澄んでいき、早朝や夕暮れ時には、静寂と霊気が山全体を包み込むような感覚に。
それはまさに単なる登山では得られない精神的な癒しや深い感動を与えてくれる特別な体験です。

自然の美しさだけでなく、信仰と歴史が重なる“祈りの山”としての剣山の魅力を、ぜひ現地で感じてみてください。
1-3 |【お手軽スポット!】初心者にも安心のコース

剣山は標高こそ1,955mと高いものの、登山道がしっかり整備されていて初心者にもやさしい山として知られています。
見ノ越登山口から、登山リフトを利用すれば標高1,750m付近まで一気にアクセスでき、そこから山頂まではわずか片道1〜1.5時間程度のハイキング感覚で登頂可能です。
登山道には木道や階段が整備されており、道迷いの心配も少なく、安心して歩くことができます。
2 | 剣山へのコース紹介とアクセス情報
2-1 | コース
剣山・次郎笈を1泊登山 / ヤマハチさんの剣山・次郎笈の活動データ | YAMAP / ヤマップ
合計所要時間:約5時間30分(休憩時間含まず)
合計距離:約8.0km

途中までロープウェイを使用して、剣山を目指しました。
また二日目は剣山から次郎笈へ縦走しました。
2-2 | 剣山のテント場情報


今回は西島野営場でテント泊しました!
住所:〒778-0201 徳島県三好市東祖谷菅生205−2
設営数:10張(程度)
テントサイト:7箇所
トイレ:有り(登山リフト南側)
予約:不要
料金:無料
水槽(水道施設):1箇所
水場について


今回利用した西島野営場には水場が設置されていますが、訪問時は水場が枯れていて使用できない状態でした。
近くにある西島駅周辺にも水場はありますが、こちらは飲用不可。
安全な飲用水を確保したい場合は野営場から徒歩約20分、大劔神社近くに湧く「御神水」まで行く必要があります。
こちらの水は飲用可能です。
テント泊を予定している方はあらかじめ十分な飲み水を持参するか、御神水を汲みに行く計画を立てておくと安心です。
御神水までの道は整備されていますが、転倒に注意して歩きましょう。
2-3 | 駐車場情報


今回は剣山 見ノ越第一駐車場を利用しました!
料金は無料で約200台ほど駐車できます。
2-4 | トイレ情報



トイレは3箇所ありました。
3 | 剣山:登山記録(2日目)
2025年5月27日と28日の登山記録です。
あたりが明るくなり始めた朝4時30分に起床。
空を見上げると、雲一つない快晴の空。

「これは朝日を見るしかない!」と期待を胸に、野営場を出発しました。
登っていくにつれて太陽がじわじわとあたりを照らしはじめ、幻想的な光景に。
3-1 | 朝日とともに登頂!幻想的な剣山山頂の風景

テント場から約50分、剣山の山頂に到着!
山頂から見る夜明けの風景はまるで別世界。
思わず「来てよかったな」と心から感動しました。

次に向かう次郎笈(じろうぎゅう)も朝の光を浴びてくっきりと見えています。

岩の上に立って撮影。テンションは最高潮!
軽く休憩をとった後、次郎笈へ向かうことに。
一旦剣山から下り、急登を登り返します。
この区間は岩や浮き石が多く、注意が必要です。
しかし、周囲に広がる絶景に励まされ、登りの辛さはあまり感じませんでした。
3-2 | 次郎笈山頂で360度パノラマ絶景を満喫

約1時間ほどで次郎笈の山頂に到着!
ここからの景色は360度パノラマ。



まさに絶景という言葉がぴったりで、しばらくその美しさに見惚れてしまいました。
絶景を堪能した後、野営場への帰路につきます。
3-3 | 大剱神社へ立ち寄り|名水「御神水」でリフレッシュ

次郎笈を下っていくと分岐があり、途中で大剱神社(おおつるぎじんじゃ)へ立ち寄りました。
神社では名水「御神水(ごしんすい)」をいただき、心身ともにリフレッシュ。
道中は狭い箇所や急な坂道があり、慎重に進みます。
大剱神社の奥にある巨大な岩は、見上げるほどの迫力で驚かされました。
神社から約20分で無事に野営場に到着。
テントを片付け、最後は登山リフトで下山しました。
4 | 2日間の剣山登山を振り返って|感想まとめ

今回の剣山〜次郎笈へのテント泊登山は、天候にも恵まれ、忘れられない2日間になりました。
1日目は午後スタートでも余裕を持ってテント設営から山頂アタック、そして夕暮れの幻想的な景色までじっくり楽しめました。
そして2日目は、期待以上の快晴。
山頂からのご来光と次郎笈からの大パノラマは写真では伝えきれない感動でした。
また朝の澄んだ空気の中で歩く稜線トレイルは、まさに「天空を歩く」ような非日常の体験。
これからテント泊デビューを考えている方、百名山に挑戦してみたい方にも、ぜひおすすめしたいルートです。
自然の雄大さに癒され、心がリセットされる、そんな特別な2日間でした。
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