
皆さんこんにちは、やまはちです!

この木、なんて名前なんだろう?

登山中にそんなふうに感じたことはありませんか。
木の名前がわかるようになると、山歩きが一気に楽しくなります。
ただ通り過ぎていた景色が、まるで図鑑の中に飛び込んだような新しい世界に変わっていくからです。
本記事では山でよく出会う木の名前や見分け方、覚えやすいコツ、登山がもっと楽しくなる理由を初心者目線でわかりやすく紹介しています。
「ただ歩くだけじゃもったいない!」
木のことをちょっと知るだけであなたの登山はもっと深く、もっと味わい深いものになりますよ。
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1 | 木の名前がわかると登山がもっと楽しくなる理由

山を歩いていて、「あ、この木どこかで見たことあるな…」と思った経験、ありませんか?
その“気づき”こそが、登山の楽しみをぐっと深めてくれる第一歩なんです。
木の名前がわかるようになると、山の風景が「ただの緑のかたまり」から「多彩な表情を持つ自然の図鑑」へと変わっていきます。
ここではその理由を3つに分けてご紹介します。
1-1 | 五感が広がる「見る登山」へ
最初は景色を楽しむだけだった登山。
木の名前を知るようになると自然の“細部”に目が向くようになります。
「この葉っぱはギザギザしてるな」とか、「この木の幹、さっきのとは模様が違う」とか、ちょっとした違いに気づけるようになって、五感が研ぎ澄まされていくんです。

これはいわば“見る登山”の始まり。
登山道にある何気ない木々が、あなたに話しかけてくるような感覚になります。
- 木の名前が分かると、写真を撮るのも楽しくなる
- 季節ごとに違う表情に気づけるようになる
1-2 | 「この木がある=この標高帯」と地形のヒントになる
実は、木の種類によって「よく生えている標高」がある程度決まっています。
- ブナ:だいたい標高800〜1600mくらいに多い
- ダケカンバ:森林限界(およそ標高2500m前後)でよく見られる
- アカマツ:低山や尾根筋に多い
つまり、木を見ただけで「今だいたいどの標高にいるか」「どんな地形に近いか」がざっくり分かるようになるんです。
これは地図読みや現在地把握にも役立つ知識。まさに“自然が教えてくれるコンパス”です。
ダケカンバが見え始めたら「もうすぐ森林限界だ」と思って、防寒具を準備したことがあります。
山の植物は本当に頼りになります。
1-3 | 「季節の変化」に敏感になれる(新緑・紅葉・実)
同じ山に何度も登ると「またここか…」と思いがち。
木の名前を知っておくと毎回違う景色に出会えるようになります。
- 春:ミズナラの芽吹き、ヤマザクラの花
- 夏:ブナの葉の濃い緑、涼しげな木陰
- 秋:カエデの紅葉、ドングリの実り
- 冬:葉を落とした樹形や、幹の模様
こうした季節ごとの変化に気づけるようになると登山のリピート率もぐんとアップ。
同じルートでも「今日はどんな顔をしてるかな」と毎回楽しみになりますよ。
2|山でよく見る代表的な木ベスト7
登山を始めてから、木にもいろんな種類があるんだと気づくようになりました。
最初は「名前とか難しそう…」って思ってたんですが、少しずつ知っていくと「あっ、またこの木だ!」って気づけて、それがけっこう楽しいんですよね。
ここでは僕が実際に山でよく見かける木たちを、素人なりにご紹介します!
2-1 | ブナ:山の中で一番好きな木かも

ブナの木は、幹がなんとなく「すべすべ」してて、明るい色をしてるのが特徴です。近くで見ると、ちょっとゾウの肌っぽい感じもあるかも(笑)
ブナ林の中を歩くと、なんか静かで、空気がしっとりしてて…癒されます。
2-2 | ミズナラ:どんぐりが落ちてるとテンション上がる!


秋になるとよくどんぐりが落ちてるんですが、それがこの「ミズナラ」の実みたいです。
「どんぐりってこれか〜!」って登山中に気づけるの、地味に楽しい(笑)
幹はブナよりゴツゴツしてて、森の中でもちょっと存在感あります。
2-3 | カエデ:紅葉の主役はやっぱりこの子!

登山の楽しみの一つ、紅葉!その中でも主役って感じなのがこのカエデです。
葉っぱが手のひらみたいに開いて秋は赤やオレンジに色づいて、まさに「写真映え」ってやつです。
夏場でも葉っぱの形を見て「これカエデかな?」と思えるようになります。
2-4 | スギ・ヒノキ:登り始めに必ず見る木たち
登山口から少し歩くとずら〜っと真っすぐ並んだ木に囲まれることってよくありますよね?
それがたぶんスギとかヒノキ。
最初のうちは「どっちがどっち?」って感じだったんですが、葉っぱの形とか、匂いとか、なんとなく違うのが分かってくると面白いです。
2-5 | シラカバ:白くてキレイ。涼しいエリアに多い!

白い幹が目立つこの木、名前そのまんま「シラカバ」って言います。
長野とか、ちょっと高原っぽい場所でよく見かけました。涼しげな景色にすごく似合う木!
写真を撮るとめっちゃいい雰囲気になります。SNSに載せたくなるやつ(笑)
2-6 | アカマツ:赤茶っぽい木、これだったのか!

尾根とか、日当たりがいい場所に多いのがアカマツ。幹がちょっと赤っぽくて名前の通りだなって思いました。
よく見ると皮がゴツゴツしてて、なんか野性的な雰囲気あります。
ちょっと風が吹いてると、松の葉がサワサワ鳴って気持ちいいです。
2-7 | ダケカンバ:高い山で出会える、ちょっと特別な木

森林限界に近づいてくるとだんだん背の低い木が増えてきますよね。
その中でも白っぽい幹で「ひらひら」皮がめくれてるやつ、それがダケカンバです。
この木を見かけると「あ、ここまで来たか〜!」って達成感があります。

なんか「山を登ってる感」があって、好きな木です。
3|木の名前を覚えるコツと便利アイテム
登山中に見かける木の名前、分かったらいいな〜って思うけど…正直、ぜんぶ覚えるのは無理!と最初は思ってました(笑)
実際にやってみたら、ちょっとずつ・好きな木からで大丈夫。
ここでは僕自身が実践している覚えやすいコツを紹介します!
3-1|図鑑よりもまず「ひとつだけ覚える」から
たくさんの木の名前を一気に覚えるのは正直しんどい…。
だから僕はまず「今日の山で気になった木をひとつだけ」調べるようにしています。

「白くてきれいな幹だな」→ 調べてみたら「シラカバ」だった!
こんな感じで“気になる木”から入ると記憶に残りやすいし、次に山で会ったときにちょっと嬉しくなります。
3-2|写真と一緒に記録する(YAMAP・スマホメモ)
歩いていると、あとから「あれ?あの木なんだったっけ?」ってなることも多いです。
そんなとき便利なのが、写真+メモのセット。
- YAMAPなどの登山アプリに写真を登録しておく
- スマホのアルバムに「山の木」フォルダを作ってメモ付きで保存する
- 紙のフィールドノートにスケッチ+名前を書くのも楽しい!
あとで調べるときも、「この葉っぱ、こんな形だったな」って思い出しやすいんですよね。
4 | まとめ:山ともっと仲良くなるために
木の名前がわかるようになるといつもの登山がちょっと楽しくなり、「あ、この木また見た!」と思えるだけでその道に親しみがわいてきます。
木によって生えている場所や季節の表情も違うので自然の変化にも気づきやすくなります。
山を歩くたびに“山のことが少しわかってきたかも”という実感が増えていくはずですよ。
まずは気になった木をひとつ覚えるところから。
無理なく、少しずつで大丈夫。
自然と山との距離が、きっと近づいていきますよ。
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