
皆さんこんにちは、やまはちです!

北アルプスに行ってみたいけど、体力や技術が不安…

そんな方におすすめなのが西穂高岳です。
ロープウェイで標高2,156mまで上がれるため、初心者でも挑戦しやすいのが魅力。
今回は登山コミュニティ「ぽてぽて登山部」メンバーと一緒にテント泊で西穂を目指した1泊2日の山旅。
登山道の雰囲気、西穂山荘での時間、スリル満点の岩稜歩き、そして奇跡のブロッケン現象――見どころ満載の記録をお届けします。
アクセス・装備・ルートのヒントも満載。これから登る方の参考になれば嬉しいです!
登山コミュニティ「ぽてぽて登山部」とは?
今回のイベントは初心者さんやゆる登山が好きな方が集まるコミュニティ「ぽてぽて登山部」が主催しました。
- いきなり本格登山は不安…
- のんびり自分のペースで山を楽しみたい
そんな気持ちを大切に、ゆるく、でもちゃんと楽しい登山イベントを企画しています。
LINEオープンチャットなので気軽に参加・退会OK!
1 | 西穂高岳の見どころ

西穂高岳(にしほたかだけ)は北アルプス(飛騨山脈)の南部に位置する標高2,909mの名峰で、上高地や新穂高温泉からアクセスできる人気の山です。
初心者から中級者、上級者まで楽しめるルートがあり、四季折々の美しい風景とスリリングな岩稜歩きが魅力です。
以下に基本情報をまとめました。
- 所在地:長野県松本市・岐阜県高山市の県境
- 標高:2,909m
- 山域:北アルプス
- 山小屋:西穂山荘
- 主な登山口:新穂高ロープウェイ(西穂高口駅)
:上高地(玄人向け・縦走ルート)
1-1 |【絶景スポット!】日本アルプスらしい岩稜の迫力

西穂高岳の最大の魅力はアルプスらしいダイナミックなゴツゴツとした岩稜帯にあります。

特に「西穂独標(標高2,701m)」から山頂にかけてのルートは手足を使って岩場を登り下りする本格的な岩稜歩きが続きます。
足場が狭く、滑落の危険もあるため慎重な歩行が求められますが、その分スリルは満点。
まさに“これぞ登山!”という緊張感と達成感を味わえる区間で多くの登山者を魅了してやみません。
1-2 |【お手軽スポット!】ロープウェイでアクセス抜群

新穂高ロープウェイを利用すれば、標高2,156mの西穂高口駅までわずか15分ほどで一気にアクセスできるため、体力に自信がない人でも比較的気軽にアルプスの高地へ到達できます。
そこから西穂山荘を経由して「西穂独標」までは日帰り登山も可能で天候が良ければ絶景を楽しめるルートとして人気。
アクセスの良さは初めて北アルプスに挑戦する初心者や、限られた時間で登山を楽しみたい人にとって大きなメリットです。
2 | 西穂高岳へのコース紹介とアクセス情報
2-1 | コース
西穂高岳 1泊2日テント泊 / やまはちさんの西穂高岳独標(岐阜県・長野県)・西穂高岳・西穂丸山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
合計所要時間:約7時間(休憩時間含まず)
合計距離:約8.5km

途中までロープウェイを使用して、西穂高岳を目指しました。
2-2 | 西穂山荘テント場情報



今回は西穂山荘ででテント泊しました!
水場について
西穂山荘内で1.0Lあたり200円で提供されていました。
2-3 | 駐車場情報


今回は新穂高第1駐車場(観光用有料駐車場)を利用しました!
料金は500円/6Hで駐車できます。
2-4 | トイレ情報
西穂山荘の裏手にあります。
1回100円です。
宿泊者(小屋泊、テント泊)は宿泊料金込み。
コースやアクセス情報をチェックした後は事前の登山計画と装備の準備がとても大切です。
特に、これから登山やハイキングを始めてみようと思っている方にとっては不安や疑問もあるかもしれません。

そんな方のために、登山の基本やおすすめのギアをまとめた記事をご用意しました。
>>>【初心者必見】登山計画の立て方とおすすめギア!必須アイテムを揃えて安全な山行を
3 | 西穂高岳:登山記録(1日目)
2025年7月4日と5日の登山記録です。
今回は「ぽてぽて登山部」のイベントとして、メンバー3人で北アルプスの名峰・西穂高岳に挑戦してきました。
それぞれの体力や経験を考慮しつつ、無理のないペースで安全第一の登山を心がけます。

この日は登山部オリジナルのTシャツを初めて全員でお揃いで着用。
デザインもシンプルで山によく映え、気分は朝から上々。

自然と士気も高まり、「今日はいい登山になりそう!」という明るい雰囲気の中で出発です。
まずは新穂高温泉からロープウェイに乗車。
2基乗り継いで標高2,156mの西穂高口駅へ一気に上がります。
ゴンドラから見える絶景に歓声が上がり、高所に一瞬でアクセスできるこの快適さには感動させられます。
3-1 | 森の中を抜けて西穂山荘へ

駅に到着後は少し舗装路を歩くとすぐに登山道入口が現れ、いよいよ本格的な登山がスタート。
深い森の中へと一歩ずつ足を進めていきます。土と木の根が混じった道が続き、空気は澄んでいて、森林浴気分も味わえます。
最初の目的地は「西穂山荘」。
道中は緩やかなアップダウンが中心で、登山初日のウォーミングアップにはちょうど良い道のりです。

「このままの感じなら余裕かも?」と笑いながら話していたのも束の間、山荘直前で急登が待ち受けていました。
段差の大きい階段状の道や、石がゴロゴロした登りが続き、一気に足にきます。
とはいえ、息を切らしながらも声を掛け合い、無事に全員揃って西穂山荘に到着。
疲労と達成感が入り混じった表情が印象的でした。
3-2 | 西穂山荘でテント設営と昼食:山荘での充実の昼下がり

午後1時ごろ、山荘で受付後にテント場でそれぞれテントを設営。
平日ということもあり、スペースには十分な余裕がありました。
好きな場所に張ることができ、快適な山の拠点を確保。設営後はお腹も空いてきたので山荘の食堂へ。

ここでの名物、山ラーメンを楽しみにしていました。
醤油味と味噌味がある中で、3人とも「やっぱり基本から」ということで醤油味を選択。

温かいスープが冷えた体に染みわたり、ホッと一息つけるひとときでした。
しばしの休憩後、「まだ時間もあるし、行けるところまで登ってみよう」と午後の山行へ。
3-3 | いざ西穂高岳へ
荷物を軽くして、まずは西穂丸山を目指します。
出発して約20分で西穂丸山に到着。

ここは視界が一気に開け、開放感あふれるポイント。
遠くに見える穂高連峰や笠ヶ岳を眺めながら記念撮影。自然とテンションも上がります。
しかし、このあたりから天候が徐々に下り坂に。
ひとりのメンバーが体調を考慮してここで下山を選択。

そして先に進むにつれ、霧がかかり始め、視界はだんだんと白く閉ざされていきました。
そんな中でも足場の悪い小〜中程度の石が敷き詰めらた山道を慎重に進み、いよいよ核心部に差しかかります。
最後の岩壁をよじ登り、ついに西穂独標(2,701m)に到着。
ですが、ここでの展望は残念ながらゼロ…。
それでも無事到達できた喜びは大きく、仲間と健闘をたたえ合いました。
ここでさらに一人が引き返し、私は単独で西穂高岳山頂を目指すことに。

独標から先は技術が求められる岩稜帯が続きます。
慎重に一歩一歩を重ねながら、いくつものピークを越えていきました。
途中、岩が濡れていて滑りやすい箇所もあり、気が抜けません。

緊張感と集中力を保ちつつ、約2時間でついに山頂に到達。
風は強く、視界も不透明なままでしたが、ここまで来た満足感は何物にも代えがたいものでした。
山頂で30分ほど粘って天気の回復を待ちましたが、残念ながら展望は開けず。潔く引き返すことにします。

しかし、下山を始めた頃から徐々に霧が晴れ始め、まるでご褒美のように眼下の景色が浮かび上がってきました。

そして途中、ブロッケン現象が出現!
自分の影の周囲に光の輪が現れる神秘的な光景に、思わず立ち止まり見入ってしまいました。
ゆっくりと景色を楽しみながら西穂山荘へ戻ったのは午後7時ちょうど。
少し遅くなってしまったものの、山荘で待ってくれていた仲間の笑顔に安心しました。

まだ日は落ちていませんでしたが、山では油断大敵。自分のペースに過信しすぎたことを少し反省しつつ、この経験を次に活かしたいと感じました。
山荘に戻ると、タイミングを見計らったかのように再び雨が降り始め、急いでテントに退避。
夜は各自のテントで静かに過ごし、明日の晴天と朝日に期待しながら眠りにつきました。
4 | 西穂高岳へ登山(1日目):まとめ
西穂高岳登山1日目は自然の美しさと厳しさ、そして仲間との絆を改めて実感する一日となりました。
森の中を歩く静かな時間、西穂山荘でのほっとするひととき、午後からの岩稜歩きと天候の変化、すべてが濃密な登山体験となり、心に残る時間でした。

特に印象的だったのは西穂独標から先のルート。
スリリングな岩場を進む緊張感、そしてブロッケン現象という奇跡の瞬間に出会えたことはまさに登山の醍醐味でした。
自然の中で自分と向き合い、一歩一歩進むことで得られる達成感は、何度登っても特別なものです。
今回は全員が無理のない範囲で行動し、各々の判断でルート選択をしたことも良い学びとなりました。
仲間との協力と声かけ、安全意識の大切さを再確認できたこともこの登山の大きな収穫です。
明日は早朝の山荘の風景や下山までの様子をご紹介します。
朝日に染まる山々と静けさの中の時間をお届けできればと思いますので引き続きお楽しみください。
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