やまはち皆さんこんにちは、やまはちです!
雨乞岳(標高1,238m)は鈴鹿山脈の中でも静かな雰囲気と変化に富んだルートで知られ、初心者〜中級者に人気の山です。
沢沿いの美しいルートや山頂からの絶景、注意が必要な分岐点、必要な装備や歩行時間の目安など、「これから登る人」に役立つ情報をまとめました。
寒さを楽しめる快適な冬山歩きへ



あなたも冬の登山で「寒さが怖い」や「装備が不安」と感じていませんか?
でも大丈夫。
正しい装備を知り、手に入れるだけであなたの冬の山歩きは劇的に変わります。
- 雪景色を楽しみながら、汗冷えせずに最後まで気持ちよく歩ける
- 風が吹いても体温をしっかりキープ
- 滑りにくい装備で転倒の不安が減り、安心して絶景を楽しめる
こうした快適な体験が特別な準備をしなくても、手軽な低山で叶うのです。
「冬の登山=ツラい」を卒業して、寒さを楽しめる登山ライフを始めましょう!
\出発前にチェック!寒さ対策の服装ポイントをわかりやすく解説!/


- 初めて雨乞岳へ挑戦する方
- ルートやアクセス情報を知りたい方
- 中級者以上の登山愛好家の方
- 周回ルートで景色を楽しみたい方
- 静かな山歩きを楽しみたい方
- 駐車場、アクセスなど基本情報を知りたい方
雨乞岳とは|標高・位置・魅力


その名の通り、山頂付近には雨乞いの祠があり、古くから信仰の対象とされてきました。
四季を通じて自然が豊かで春には新緑、秋には紅葉、冬には雪景色と、訪れるたびに異なる表情を楽しめます。



また御在所岳や鎌ヶ岳など、鈴鹿セブンマウンテンの山々を一望できる山頂の眺望も大きな魅力!
登山道は複数あり、静かな沢沿いルートや周回できるコースもあり、初心者から中級者まで幅広い層に人気があります。
- 標高:1,238m
- 所在地:三重県三重郡菰野町/滋賀県東近江市
- 所属山域:鈴鹿山脈
- 山名の由来:山頂付近には雨乞いが行われたとされる祠があり、「雨乞岳」の名がついたとされています。
- 山頂の広がり:雨乞岳山頂は比較的広く、昼食や休憩をゆったりと取ることができます。
【絶景スポット!】東雨乞岳


雨乞岳登山のハイライトは山頂だけにとどまりません!
標高1,225mの東雨乞岳は雨乞岳に向かう稜線上に位置するピークで登山者にとって絶好のビューポイントとなっています。



この場所からは雄大な鈴鹿山脈の景観が360°広がり、遠くには御在所岳や鎌ヶ岳など鈴鹿セブンマウンテンの山々を望むことができました!
その壮大なパノラマビューは訪れる登山者を魅了し、登りの疲れを忘れさせるほどの感動が待っています。
登山計画を立てる際には東雨乞岳での休憩時間を設けて、この素晴らしい景色を堪能してください。
【癒しスポット!】雨乞岳登山途中の沢沿い歩き





この区間は清流の音を耳にしながら自然の中を歩く贅沢なひとときが味わえました!
登山の途中でぜひ立ち止まり、耳を澄ませて自然の音に癒されてみてください。
雨乞岳登山の楽しさが一層深まることでしょう!
雨乞岳へのアクセス&駐車場・トイレ情報(武平峠・西口)
雨乞岳の登山口として一般的なのが「武平トンネル西口」。
車でのアクセスが便利で、東名阪自動車道「四日市IC」から約50分ほどで到着できます。
駐車場情報





登山口のすぐそばにある「武平峠西口駐車場」は無料で約10台ほど駐車可能です。
土日や紅葉シーズンは混雑しやすいため、早めの到着がおすすめです。
また、少し離れた場所にも予備の駐車場がいくつかあります。
〒528-0201 滋賀県甲賀市土山町大河原
トイレ情報


トイレは登山口にはありませんが、武平峠の休憩所に簡易トイレが設置されています(車で数分)。
Googleマップなどのナビには武平トンネル 駐車場と入力すればスムーズにアクセスできます。
〒510-1233 三重県三重郡菰野町菰野
コースやアクセス情報を確認した後は装備の最終チェックをお忘れなく!



忘れ物がないか不安…。



初心者だけど何を持って行けばいいか分からない。



そんな方のために登山前に読むべきチェックリストを作成しました。
初心者にこそ読んでほしい失敗しない登山準備のコツが分かる記事はこちら!
\ お出かけ前に忘れ物で困らないようチェック! /
雨乞岳:武平峠起点クラ谷→沢谷経由の周回コース紹介
雨乞岳周回コース詳細 (所要時間:約4時間40分)
雨乞岳へ登山 / ヤマハチさんの七人山・雨乞岳(滋賀県)・東雨乞岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
合計所要時間:約4時間40分(休憩時間含まず)
合計距離:約8.2km



今回歩いたのは、「武平トンネル西口」から出発し、クラ谷の沢沿いを進み、沢谷峠・七人山・東雨乞岳・雨乞岳を経て三人山を下りに使う周回ルートです。
このコースは約8.2km、標準的なペースで約4時間40分(休憩含まず)。
アップダウンが連続する中級者向けのコースですが、景色の変化や沢歩き、稜線の絶景など飽きることなく楽しめるルートです。
道中には分岐点が多く、道標やピンクテープもありますが、迷いやすい箇所もあるためGPSアプリの活用がおすすめです。
下山は三人山を経由して武平峠駐車場に戻るため、一周して元に戻れるルートとなっているのも安心ポイントです。
次はこの周回ルートの各区間ごとに詳しくご紹介していきます。
登山口〜沢谷峠


登山のスタート地点は武平トンネル西口駐車場。
駐車場のすぐ近くに登山口があり、準備が整えばすぐに山道へと入ることができます。


序盤は森の中を進む静かな登山道で、整備状態は悪くありませんが、分岐やピンクテープが多く、初見では戸惑う場面もあるかもしれません。
特に踏み跡が交差するポイントでは、進行方向を間違えないよう注意が必要です。
約30〜40分ほど登ると、分岐の要所である「沢谷峠」に到着します。ここは他の山への分岐点にもなっており、標識をしっかり確認して「雨乞岳方面」へと進みましょう。
沢沿いルート(クラ谷)を楽しむポイント


沢谷峠を越えると、クラ谷沿いのルートに入ります。この区間は静かな沢音に包まれ、澄んだ空気とともに癒しの空間が広がります。
道中には何度か沢を渡る場面があり、滑りやすい石や湿った木の橋を通ることになります。
足元には十分注意しながら進みましょう。


暑い時期は涼を感じながら歩ける一方で増水時はルート選択に注意が必要です。
防水性の高い登山靴やゲイターの装着をおすすめします。
東雨乞岳・七人山分岐までの稜線歩き
クラ谷沿いを抜けると、山腹の登りが徐々に本格化し、標高を一気に稼ぐパートに入ります。
笹が生い茂る細道を進むと、やがて視界が開け、周囲に広がる鈴鹿の山並みを望める稜線歩きに移ります。


分岐点に到着すると、ここから東雨乞岳方面と七人山方面に分かれます。


風が強く吹くこともあるため、特に冬場や標高の高い日は防寒対策をしっかりしてから稜線に入るようにしましょう。
東雨乞岳の山頂とパノラマ絶景




標高1,225mの東雨乞岳の山頂に到着すると、360度のパノラマビューが広がります。御在所岳、鎌ヶ岳、雨乞岳本峰をはじめ、鈴鹿山系の山々が一望できます。
山頂は比較的広く、平坦な場所も多いため休憩に最適。昼食やおやつを楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせるのも魅力です。
この地点は登山者同士のすれ違いも少なく、静かに景色を楽しみたい方にとっては理想的な場所となっています。
雨乞岳山頂の眺望・所要時間・距離




東雨乞岳からさらに進むと、雨乞岳の山頂(標高1,238m)に到達します。
東雨乞岳からはゆるやかな稜線歩きで途中の分岐を間違えないように注意しながら進みます。
雨乞岳山頂までは出発からおよそ2時間30〜45分(休憩なしの場合)、距離にして約4〜5km程度です。
山頂には簡易的な標識が立っており、ここまで来た達成感をしっかり味わえるポイントです。
眺望は東雨乞岳と似ていますが、より広く琵琶湖方面を望めるのが特徴。天候が良ければ、遠くに伊勢湾を視認することもできます。
三人山を経て下山ルート(周回)
雨乞岳山頂を後にし、下山は三人山方面へと向かいます。
稜線を戻るように進み、分岐を「三人山」方向へ下っていくと、ほどなくして小ピークにあたる三人山に到着します。
ここから先はやや急な下りが続くため、膝や足首への負担に注意しながら進みましょう。




沢谷の頭を経てジグザグの下りを抜けると、やがて武平峠西口付近の登山道入口へと合流し、周回が完了します。
全体の所要時間は標準的なペースで約4時間40分ほどです。
初心者向け/中級者向け 登山難易度・装備・季節別アドバイス
雨乞岳の周回ルートは距離や時間の面では初心者にもチャレンジ可能なコースですが、分岐の多さや沢沿いの滑りやすい箇所など、注意が必要なポイントも多く含まれます。
特に沢沿いルートでは足場が悪くなることもあるため、滑りにくい登山靴、防水性のある服装が求められます。
- 春:虫除けと水分対策を忘れずに。新緑が美しく、人気シーズン。
- 夏:熱中症対策を万全に。沢沿いは涼しいが、標高が低いため蒸し暑くなる日も。
- 秋:紅葉と安定した天候でおすすめ。朝晩は冷えるため防寒必須。
- 冬:積雪があれば中・上級者向け。チェーンスパイクや軽アイゼンが必要。
初めての雨乞岳登山なら、秋の晴天日がもっとも安全で気持ちよく登れるベストシーズンです。
道迷い・遭難防止のための5つのチェックポイント
雨乞岳は比較的穏やかな山ですが、分岐や踏み跡が複雑な箇所も多く、特に初めて訪れる方は道迷いのリスクに注意が必要です。
以下の5つのポイントを押さえて、安全に登山を楽しみましょう。
- 分岐では必ず地図と標識を確認
標識がない分岐もあるため、紙地図またはGPSアプリを併用して確認しましょう。 - ピンクテープは補助と考える
テープが多すぎて混乱する場合もあるので、進行方向の地形と整合性を持って判断すること。 - GPSアプリ(YAMAP・ヤマレコ)を事前に準備
電波が届かない場合でも、オフライン地図をダウンロードしておけば安心です。 - 午後からの入山を避ける
迷った際に日没が迫ると非常に危険です。朝の早い時間から登り始めましょう。 - 単独よりもグループ登山がおすすめ
判断を分担できるため、初心者や初見の山では複数人での登山が安全です。
これらを守ることで無理のない安全な登山を実現できます。
あわせて立ち寄りたい:温泉・観光スポット
登山後の疲れを癒すなら、下山後に立ち寄れる温泉や観光施設のチェックも忘れずに。
ここでは武平峠から車で行きやすいおすすめスポットを紹介します。
片岡温泉(アクアイグニス)


三重県菰野町にある日帰り温泉施設。源泉掛け流しの天然温泉に浸かりながら、美しい中庭やリラクゼーションスペースでゆったりと過ごせます。
登山後のリカバリーに最適です。
- 住所:三重県三重郡菰野町菰野4800-1
- 武平峠から車で約20分
- 営業時間:9:00〜23:00
〒510-1233 三重県三重郡菰野町菰野4800−1
湯の山温泉街
御在所岳のふもとに広がる温泉街で、老舗旅館から日帰り入浴まで選択肢が豊富。名物グルメや足湯も楽しめます。
また周辺には地元食材を使ったカフェやアウトドア用品店などもあるため、観光や買い物を兼ねた立ち寄りにもおすすめです。
雨乞岳:まとめ&次回登山へのアドバイス
雨乞岳は静かな沢沿いルート、美しい稜線歩き、そして山頂からの絶景と、自然の魅力が詰まった登山が楽しめる名峰です
天候や装備に気を配り、安全登山を心がければ、きっと充実した一日になるはずです。
次は隣の鎌ヶ岳や御在所岳と組み合わせた縦走登山にも挑戦してみてはいかがでしょうか。
本記事が皆様の登山計画に役立てば幸いです。安全で楽しい山行を!
鈴鹿セブンマウンテン制覇を目指そう!おすすめ登山記事まとめ
実は他にも魅力的な山が勢ぞろいしています。
季節ごとの絶景、初心者向けルート、信仰文化や山小屋体験など、山ごとに異なる楽しみがあります。



この記事では筆者が実際に登った鈴鹿セブンマウンテンの登山レポートを厳選してご紹介します。



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