皆さんこんにちは、やまはちです!
冬の藤原岳は雪に覆われた幻想的なカルスト地形や樹氷・霧氷が織りなす美しい自然が見どころです。
本記事では登山初心者にも人気の「大貝戸登山口」からスタートした2025年1月の冬山登山の様子をご紹介!
途中の吹雪や積雪との戦いを経て山頂に到着した瞬間の広がる絶景に疲れが一気に吹き飛びました。
厳しい冬山ならではの魅力と達成感をぜひ体験してみてください!
冬の藤原岳へ登山をする際はぜひこの記事を参考にしてください!
冬の低山に必須のスノーギア!について別記事で紹介してます。
>>冬の低山に必須のスノーギア!登山を楽しむための厳選装備5選と選び方
1 | 藤原岳の見どころ(雪山)
藤原岳(ふじわらだけ)は三重県いなべ市と滋賀県東近江市にまたがる山。
鈴鹿山脈の一部で日本百低山にも選ばれています。
この山は特に「花の百名山」にも数えられており、四季折々の自然が楽しめる美しい山として知られています。
1-1 |【雪山の絶景スポット!】雪化粧したカルスト地形
山頂付近のカルスト地形が雪に覆われることでまるで白銀の異世界のような幻想的な景色が広がります。
石灰岩の白さと雪が調和し、晴れた日には美しいコントラストが楽しめます。
1-2 |【雪山の絶景スポット!】樹氷と霧氷
冬の冷え込んだ朝には木々が樹氷や霧氷で覆われることがあります。
真っ白に輝く木々はまるでガラス細工のような美しさで登山道を歩くたびに感動が味わえこと間違いなし!
2 | 藤原岳へのコース紹介とアクセス情報
2-1 | 王道コース (所要時間:5時間)
藤原岳 / ヤマハチさんの藤原岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
大貝戸登山口から登りました!
合計所要時間:約7時間(休憩時間含まず)
合計距離:約7.1km
2-3 | アクセス情報
今回は藤原岳大貝戸登山口 駐車場を利用しました。
無料で約40台位停められます。
2-4 | トイレ情報
駐車場近くの休憩所の建屋にはきれいなトイレがあります。
また靴の洗い場や休憩所もあります。
さらに山頂付近の避難小屋近くにもトイレがありました。
アクセス情報を確認したら次はしっかりとした準備が大事です。
登山計画の立て方やおすすめの山の装備アイテムについてまとめたページを作ったので以下のリンクをクリックして読んでみてくださいね。
特に初心者の方には山の選定やルート確認、持ち物リストの作成など、準備すべきステップがたくさんあります。
この記事を参考にして、安全で楽しい山行を楽しんでくださいね!
3 | 藤原岳:登山記録
2025年1月15日の登山記録です。
駐車場のそばには鳥居があり、そこが登山口となっています。
この鳥居をくぐって登山スタート!
登山開始時にはあいにくの雨模様でしたが少し経つと小雨程度に変わったので一安心。
「てんきとくらす」という天気予報で確認したところ、山頂付近は強風で大荒れとのこと。
山登りには快適とはいえない天候でしたが、それも経験と思えるスタートとなりました。
歩き始めて30分ほどで2合目に到着。
ここは少し開けた広場になっており、登山序盤の体温調整にぴったりの場所でした。
自分はここでインナーを一枚脱ぎ、身軽になりました。
登山道は比較的広めで歩きやすいものの、ところどころ泥が目立つ箇所もあるので慎重に進む必要があります。
7合目付近まではゆるやかな登りが続き、急な斜面が少ないためリズムよく歩けました。
3-1 | 6合目に到着
登山を開始して1時間半ほどで6合目に到達。
ここからは雪がちらほらと現れ、山の冬らしい表情を感じられるように。
徐々に高度を実感して「ようやく雪山らしくなってきたな」とワクワクが湧き上がります。
さらに登り続けて2時間ほどで8合目へ到着。
このあたりは一面が雪景色でまさに白銀の世界。
ここでチェーンスパイクを装着して滑り止め対策をしっかり整えました。
8合目は広場のようになっていて休憩には絶好のポイントです。
ここからは急な登りが控えているため、気を引き締めて進みます。
雪もさらに深まって登山道は冬山らしい雰囲気に。
ピンクのテープや先行者のトレースを目印にしながら慎重に歩みを進めました。
急坂を登りきると9合目に到着。
ここは視界が開けており、山の下に広がる街並みが見渡せます。
雪景色の中で遠くを見渡すこの瞬間はまさに心洗われるようなひとときです!
少し進むと避難小屋が現れます。
小屋にはトイレも併設されていて、休憩スポットとしてありがたい場所です。
このあたりから天候が悪化して強い風と吹雪に見舞われ、山頂の姿が見えなくなってしまいました。
ちょうど昼時だったので小屋の中で暖を取りながら昼食を楽しむことにしました。
冬山では体温を保つためにも温かい食事や飲み物が欠かせませんよね。
今回は保温ボトルを持参し、お湯を注ぐだけで簡単に作れるものを準備していきました。
寒さが厳しい中でも温かい食事が取れると本当に体がほっとします!
特におすすめがサーモスの「山専ボトル」シリーズです!
このボトルは登山者のために作られており、保温力が非常に高いので冷え込む冬山でも安心して使えます。
軽量で持ち運びやすい点も魅力のひとつ!
自分も愛用しており、今回のような雪山登山で大活躍しました。
▼おすすめ保温ボトル(山専ボトル)はこちら
楽天市場では3種類のカラーから選べます。
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登山中や山頂で温かい飲み物やスープが楽しめると体だけでなく心もリフレッシュできます。
昼食後も吹雪は収まらず、視界は悪いままでしたがせっかくなので山頂を目指すことに。
積雪が20cmほどある場所もあり、ここからは12本アイゼンを装着。
序盤は緩やかな道でしたが徐々に急な登りへと変わり、足が雪に埋もれながらの一歩一歩が続きます。
3-2 | 山頂に到着
そしてついに山頂に到着!
頂上に立った瞬間にわずかの間だけ雲が切れ、広がった絶景…。
真っ白な雪と澄んだ空が織りなすその光景にすべての疲れが吹き飛びました。
「登山は厳しいこともあるけどこの瞬間のためにまた来たくなるんだ」と改めて感じました。
その後は再び霧と強風に包まれて体が冷え込んできたため下山を決意。
降りる道中も気を抜かず、無事に登山口へ戻りました。
「お疲れ山」と心の中でつぶやき、雪山登山を終えました。
4 | 藤原岳の登山を終えて
初心者でも挑戦しやすい大貝戸登山口からのルートは適度な難易度で冬山登山の入門としても最適と感じました。
途中の吹雪や積雪など冬ならではの試練もありましたがそれを乗り越えた先に待つ山頂からの絶景はまさに言葉にならない感動そのもの。
登山の準備や注意点をしっかり確認し、安全第一で楽しむことで藤原岳の冬の魅力を存分に味わうことができます。
「厳しい環境の中でこそ出会える絶景がある」
そんな雪山の魅力をぜひ体験し、忘れられない思い出を作ってみてください!
次はあなたの番です!冬の藤原岳を目指して、一歩踏み出してみましょう!
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